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今さら聞けないインターネット広告とは?メリット・デメリットも解説!
投稿日:2022.07.01
投稿者プロフィール
- 「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。
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株式会社マーケティングエッセンシャルズの栃本常善です。
あなたは、インターネット広告を利用したことはありますか?もしくはこれからご利用を検討されていますか?
インターネット広告と言っても、様々な広告配信方法があり、どんな方法があるのか?なかなかわかりにくいという方も多いと思います。
例えば、リスティング広告とかアフィリエイト広告、ディスプレイ広告という用語などは聞いたことあるけど、違いがよくわからない人もまだまだいるのではないでしょうか?
今回はインターネット広告の種類とそれぞれの媒体のメリット・デメリットを紹介させていただきます。
これからインターネット広告の配信をご検討されている方のお役に立てれば幸いです。ぜひ参考にしていただければと思います。
参照記事 インターネットの主な課金方法と費用対効果を高めるポイントを解説!
目次
インターネット(Web)広告
インターネット広告は、別名ウェブ広告、オンライン広告とも呼ばれ、テレビ、新聞、雑誌、ラジオなどの従来型のマスメディアに代わるプロモーションの一形態である。Webサイト上のバナー広告、検索エンジンの検索連動型広告(一般的にはリスティング広告と呼ばれる)、動画広告、SNSの投稿間に挿入するSNS広告など、配信方法・形態は多岐にわたります。また、年齢、性別、地域などによるターゲティングキャンペーンも可能です。
インターネット広告とマス広告の違い
インターネット広告とは対照的に、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌に掲載される広告は、マスメディア広告に分類され、マス広告とも呼ばれる。インターネット広告が登場する以前は、マス広告が企業のための広告手法の唯一無二の選択肢でしたが、インターネットの普及とスマートフォンデバイスの技術の進歩によって、マス広告からインターネット広告にシフトしています。
多くの人にリーチする方法として、かつてはマス広告が主流でしたが、時代は変わり、インターネット広告の魅力はますます高まっています。これは、マス広告とは異なり、特定のグループを無理なくターゲットにできることと、費用対効果の高さが大きな要因です。
インターネット広告の市場規模は継続的に拡大している
こちらは株式会社 電通が2021年3月に発表した、日本のインターネット広告媒体費(WEB広告費)の予測データです。
日本のインターネット広告費は2兆2,290億円(前年比105.9%)となっており、継続的に市場規模は拡大しています。
インターネット(Web)広告のメリット
細かいターゲティングが出来る
外に看板を立てるのとは違い、広告を見てほしい人の年齢、地域、性別など細かくセグメントした上で広告を配信できます。「誰に見てほしいか」という点では非常に精度の高い広告です。
費用対効果がわかりやすい
インターネット広告運用のデータを数字で確認できるため、費用対効果がわかり改善がしやすいのもメリットです。
広告の出稿が容易
申込みから掲載までが簡単で、手軽に広告を出すことができます。
インターネット広告のデメリット
競合が全国あるいは世界中のサービス・商品になってしまう可能性がある
インターネット上では比較が簡単に行えるので、商品自体の魅力や表現方法が重要になり、他社と比較して購入するユーザーへの販売は難しくなるために差別化が必要。
運用の手間と知識が必要
運用が主体の広告であるために、今までの広告(掲載するまでがメイン業務)と異なります。
インターネット広告はリアルタイムでの計測可能なため、1日、数日おきにPDCAでの改善が必要です。そのため、運用の知識と時間が必要となります。
インターネット広告の種類別、メリット・デメリット
インターネット広告には大きく分けて6種類の広告があります。
- 検索連動型広告(リスティング広告)
- ディスプレイ(バナー)広告
- ソーシャルメディア広告
- アフィリエイト広告
- 記事(ネイティブ)広告
- 動画広告(YouTube広告)
リスティング(検索連動型)広告
【リスティング広告のメリット】
課金形態がクリック課金型であるため、低予算ですぐに始めることが出来ます。
また、ユーザーは目的をもって検索しているので、その目的に沿った広告を表示させられることにより、関心を持つ可能性が高いユーザー(購買意欲の高いユーザー)に効率よく働きかけられるというメリットも持ちます。検索ワードで絞込んだユーザーへの広告配信が可能です。
【リスティング広告のデメリット】
リスティング広告は誰にでも表示させられる訳ではないので、認知度向上には向きません。また、他社との比較になりやすいです。
こまめな運用、管理が必要になる点も気を付けたいところです。
ディスプレイ(バナー)広告
広告枠を持つサイトの広告スペースを買い取り、一定期間中テキストや画像、動画などの広告を掲載する広告形式です。
ユーザーの年齢、興味関心などの属性や、エリア、時間帯などの条件付きで表示させることも可能です。これらの条件は、DSPと呼ばれるツールで設定することが出来ます。
ディスプレイ広告では、リマーケティング(サイトリターゲティング)と呼ばれる手法をとることがあります。これは、一度ウェブサイトに訪れたユーザーを追跡し、継続的に広告を表示させるというものです。
【ディスプレイ広告のメリット】
検索キーワードに左右されずに誰に対しても表示させられるため、認知度向上に適しています。
また、リマーケティングの手法を用いれば、一定の目的を持ったユーザーに働きかけられるため、様々な使い方が出来ます。
【ディスプレイ広告のデメリット】
ディスプレイ広告はクリックされるかどうかに関わらず費用が発生するので、思うように効果を得られずに費用だけが高額になってしまう可能性があります。
リマーケティングを活用した場合、課金形態がクリック課金型の場合もあります。
ただし、リマーケティングの場合、ウェブサイトに訪れたユーザーのリスト(リマーケティングリスト)の精度を上げる工夫が必要になります。
リスト内に不要なユーザーが含まれてしまうと、コンバージョン(成果)1件あたりにかかった投資対効果が悪くなってしまいます。
ソーシャルメディア広告
Twitter広告やInstagram広告、Facebook広告、LINE広告、TikTok広告といったSNSを活用した広告形態です。
SNSによって特徴が異なりますが、どのケースもユーザーが通常の投稿のように「いいね」や「シェア」などのアクションをとることが出来ることが大きな特徴です。
ソーシャルメディア広告では近年、インフルエンサーマーケティングと呼ばれる手法がとられることが増えてきました。
これは、芸能人やSNSで大きな影響力がある人物などに商品やサービスの紹介をしてもらい、ユーザーを購買行動に繋げるというものです。
商材にあった人物を起用することで、売り上げを大きく上げられる可能性があります。
【ソーシャルメディア広告のメリット】
ユーザーがシェアすることで、想定より広い層に拡散されることがあります。
上手に拡散させられれば、小さなコストで大きな効果を得られる可能性があります。
【ソーシャルメディア広告のデメリット】
広告が拡散してもらえるかどうかは広告主が操作することができないので、思うように結果が出るかどうかは蓋を開けてみないとわからないと言えます。
アフィリエイト広告
【アフィリエイト広告のメリット】
アフィリエイト広告を開始し徐々にパートナーサイトと提携が増えると、インターネット上で認知度が広がっていきます。そのため、アフィリエイトサイト経由以外からでも、直接商品やサービスを検索してくれたり、電話での問い合わせにつながることもあります。
【アフィリエイト広告のデメリット】
プログラムへ登録してくれるパートナーサイトが増える事で売上につながるため、SEOと同様、中長期的に売上を上げていく広告モデルだからです。
記事(ネイティブ)広告
記事広告は広告枠を提供しているサイトに依頼し、商品やサービスの宣伝記事を書いてもらう広告形式です。通常の記事に混ざって表示されているため、ユーザーに違和感なく広告を表示させることができます。
広告であるということを明示しなければならないので、ステルスマーケティングとは異なります。
同じ記事形式であるアフィリエイト広告と一見似ていますが、記事広告は個人や法人のアフィリエイターではなく広告枠を持つサイトに依頼すること、課金形態が成果報酬制ではなくインプレッション(表示)保証型やクリック保証型などであることが大きな違いです。
【記事広告のメリット】
読み物としての体裁が整っているので、ユーザーから信頼を得やすいです。
高いブランディング効果に加え、商品やサービスの魅力をより多く伝えることができます。
【記事広告のデメリット】
他の広告形式と比べて、掲載場所や手間などにより費用が高額になりやすいです。
また、広告から直接自社のホームページに誘導できるわけではない点も注意が必要です。
動画広告(YouTube広告)
動画広告は、動画コンテンツを活用した広告です。You Tubeなどの動画サイトに掲載される場合が多く、ディスプレイ広告の広告枠に掲載されることもあります。
動画サイトに掲載される広告は、一定時間以上再生されるとスキップすることが出来るものと、スキップ不可のものがあります。スキップ不可のものは最後まで再生しなければならないため、ユーザーを不快にさせることがあるので注意が必要です。
スキップ可能の場合、最後まで見る判断をユーザーに委ねられるので、関心のあるユーザーのみに見てもらうことができます。
動画形式という性質上ユーザーの印象に残りやすく、通信速度が速くなった昨今、特に注目されている広告形式です。
【動画広告のメリット】
文字や画像だけでは伝わりにくい細かなニュアンスを伝えることが出来ます。
また、自動的に再生されるため、ユーザーが閲覧するまでの敷居が低いことも挙げられます。
【動画広告のデメリット】
動画そのもののクオリティによっては自社のイメージダウンになってしまう恐れがあります。
クオリティを求めると、制作会社に依頼しなければならないため、コストがかかってしまいます。
各インターネット広告媒体の主な役割
各ネット広告には特性があります。この特性を理解した上で、広告を活用していかなければ、想定しているようなパフォーマンスが得られなかったという事態が起こり得ますので、しっかりとまずは広告の役割や特性を理解するようにしましょう。
インターネット広告の課金形態
インターネット広告には様々な課金形態があります。
期間保証型
一定期間の掲載を保証する課金形態です。特定の広告枠に掲載する期間により料金が発生します。
→ディスプレイ(バナー)広告
インプレッション(表示)保証型
一定期間内にあらかじめ決めておいた一定の広告が表示された回数に達するまで広告の掲載期間を延長します。
→ディスプレイ(バナー)広告、ソーシャルメディア広告、記事(ネイティブ)広告
クリック保証型
一定期間内にあらかじめ決めておいた一定のクリック回数に達するまで広告の掲載期間を延長します。
→記事広告
クリック課金(PPC)型
クリックされるごとに料金が発生します。
→リスティング広告、ディスプレイ(バナー)広告(リマーケティングの場合、ソーシャルメディア広告)
成果報酬型
会員登録や商品の購入など広告によって一定の成果が得られた場合に料金が発生します。
→アフィリエイト広告
再生保証型
一定期間内にあらかじめ決めておいた一定の動画広告の再生回数に達するまで広告の掲載期間を延長します。最後まで再生されて初めて1回再生にカウントする場合もあります。
→動画広告
参照記事 インターネット広告の課金方法についてもっと詳しい解説をご覧になりたい方はこちら
目的別おすすめインターネット広告
ユーザーの関心度「潜在層」
潜在層とは、自社の商品やサービスで解決できる問題を抱えていて、その問題を認識していない人々のことです。
潜在層向けのおすすめインターネット広告 … ディスプレイ(バナー)広告、ソーシャルメディア広告、アフィリエイト広告、動画広告
ユーザーの関心度「顕在層」
顕在層は、自社の商品やサービスで解決できる問題を抱えていて、その問題を認識している人々のことです。
顕在層向けのおすすめインターネット広告 … リスティング広告、記事(ネイティブ)広告、ディスプレイ(バナー)広告(リマーケティング)、ソーシャルメディア広告、動画広告
ユーザーの関心度「顧客層」
顧客層は、既に自社の商品やサービスを利用したことがある人々のことです。
顧客層向けのおすすめインターネット広告 … ディスプレイ(バナー)広告(リマーケティング)、ソーシャルメディア広告
インターネット広告の違いとメリット・デメリットまとめ
インターネット広告の種類とメリット・デメリットについて紹介させていただきました。
自分のビジネスに当てはまる広告はありましたでしょうか? ご自分のビジネスにあったものを上手くご活用いただければきっとよい効果が得れると思います。
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