治療院集客
治療院・整体サロンの新規集客8つの戦術とは?Webとオフライン集客方法を徹底解説。
投稿日:2021.11.30
投稿者プロフィール
- 「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。
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治療家にとって、お客様の症状が良くなることはとても嬉しいことです。しかし、体の悩みが改善すればお客様はもう来院されなくなってしまいます。そのため、治療院にとって新規集客は永遠の課題です。
治療院・整体サロンにとって、実施しやすく、効果の高い集客方法にはどんなものがあるのでしょうか。今回は、治療院の新規集客のための8つの方法を解説していきます。
目次
1.チラシ⇒ポスティングと折り込み
チラシでの集客には3つの方法があります。
それは、「手配り」と、「ポスティング」、「新聞の折り込み」です。
チラシの集客方法1.手配り
さらに効果を高めるには、店長やオーナー、院長自らがチラシを配るのがよいでしょう。
街中のティッシュ配りが無視されやすいのは、アルバイトが作業的に行っているからです。もし、心を込めて一生懸命に、挨拶もしながら配っていたらどうでしょうか。ついもらってしまうのではないかと思います。
そうした心理を使って、制服や施術着姿で、一人ひとりの顔を見て挨拶しながらチラシを渡すと効果的です。チラシ配りは一見効果が薄そうに感じられるかもしれませんが、やり方次第で大きく反応率を上げることが可能なのです。
チラシの集客方法2.ポスティング
都市部でも地方でも効果的な方法ですが、特に地方で営業されている方におすすめです。
開業前、開業して間もない時に近隣エリアに配りましょう。そして、ポスティングをする際にぜひ行っていただきたいことがあります。それは、できる限り手配りをすることです。手渡しをすることで人柄や人間性を知っていただき、ファンができていくことがあります。
弊社のクライアントに、実際に施術着を着てポスティングしていただいたことがあります。庭に出ている人、歩いている人には極力声をかけ、名刺も渡していただきました。その中から来店してファンになり、何人も紹介してくれた方がいたのです。1人の先にいるたくさんのお客様のことまで考えている人はなかなかいません。競合に差をつけるためにも、ぜひ手渡しを実践してみてください。
チラシの集客方法3.新聞の折り込み
新聞折り込みは、50~80代の方をターゲットにする場合にとても効果的です。
チラシを入れる曜日は、ぜひテストしてみてください。一般的には、土曜日・日曜日のチラシを楽しみにしている人が多いのですが、チラシの数も多いため埋もれてしまいがちです。地域によってもさまざまですが、平日の方が反応が良い場合もあります。夕刊に入れるなど、意外性を狙うのも一手です。
新聞を購読している割合の多い50代以上の方にアプローチするには非常に効果的な方法なので、ぜひ活用してみてください。
チラシでの集客の注意点
「接骨院」という名前でチラシを出すと、広告に載せられる部分がかなり制限されてしまうので、おすすめしません。
なぜなら、「接骨院」として広告を出す際のガイドラインがとても厳しくなっているからです。クーポンをつけることもできません。その点を考慮して、「整体院」の開業登録をしている所もあります。
また、同業者の方にチラシをチェックされて、保健所から指摘を受けることもありますので、広告表現には十分に注意するようにしましょう。
2.Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールは、Googleが特に力を入れているサービスです。
これは、俗に「MEO対策」と呼ばれるものになりますが、「地域名+接骨院」や、「地域名+整体院」といったキーワードで検索した際に上位に表示されるようにする、というものです。こうしたキーワードで上位3件以内に入っていると、かなりのアクセス数が期待できます。そのため、Googleビジネスプロフィール対策もぜひやっていただきたいです。
Googleビジネスプロフィールでよく見られているのが口コミです。口コミの内容はコントロールできませんが、件数も非常に重要なので、口コミを投稿していただけるようお客様に働きかけていきましょう。また、写真も大切です。院内写真や施術者のプロフィール写真だけでなく、施術風景や問診風景など、なるべく多くの写真を掲載して雰囲気をしっかりと伝えると良いでしょう。
Googleビジネスプロフィール対策については詳しく解説した記事、動画がございますので、ぜひご覧ください。
3.ホームページでのSEO対策
SEO対策については、「整体院」、「接骨院」といったキーワードだけではなく、「腰痛」、「肩こり」といった「傷病名」「産後の骨盤矯正」や「猫背、姿勢矯正」といった「メニュー名」なども集客しやすいキーワードなので、しっかり対策していただきたいです。
「整体院」などの業種名での対策は競合が非常に多く難易度が高いため、症状やお悩みのキーワードで検索する人にアプローチしていくのが基本戦略です。具体的には、「猫背」「姿勢の歪み」「腰痛」など、症状・お悩み別ページをホームページ内のコンテンツとして作成しましょう。これが、治療院のSEO対策の鉄則です。
SEO対策についても、「治療院、サロン向けのSEO対策」の記事、動画がありますので、詳しくはそちらをご覧ください。
4.ランディングページを使ってのリスティング広告
特に緊急性の高い「ぎっくり腰」や「捻挫」、そのほかにも「腰痛」や「骨盤矯正」などで集客しやすいので、ぜひやってみて頂きたいです。リスティング広告用には極力、普通のホームページではなく「ランディングページ」のような1ページで完結するページを作るのがおすすめです。他のページがあるとユーザーは次々に別のページに流れていき、結果としてコンバージョン率が下がってしまいます。
理想的には、ターゲットを細かく分けてそれぞれに対応したランディングページを作っていくのが良いでしょう。「ペライチ」などのWebサイト作成サービスを利用すれば、低コストかつ簡単に作成することができますので、ぜひ試してみてください。
5.SNS広告での認知
SNSによってもターゲットが違いますが、「Instagram」の場合は、20~40代の女性ユーザーが多いので、治療院との相性が良くおすすめです。特に、「骨盤矯正」や「美容鍼」との相性が良いので、そういった施術を行っている治療院の方には、ぜひInstagramの広告を試していただきたいです。Facebookは40、50代男女に活用される傾向があるので、そうした年代がターゲットであれば、Facebook広告の活用も検討してみてはいかがでしょうか。
検索というユーザーの能動的な行動によって表示されるリスティング広告と異なり、SNS広告は潜在層に働きかける内容にしないと反応が上がりません。その気がない人に振り向いてもらう、「あ、そう言えば」と気づいてもらえるような広告にすることが重要です。例えば、6,000円の施術を初回2,000円で体験できるなど、「それならちょっと行ってみようかな」と軽い気持ちで行動に踏み出せるきっかけを作れると良いでしょう。
6.地域密着のフリーペーパー
新聞の購読数が減っている中、地域によってはよく購読されているフリーペーパーもあります。
そういった事情から、新聞ではなくフリーペーパーにチラシを挟むサービスを提供している会社がありますので、そうした会社にお願いしてチラシを入れてもらいましょう。ポイントは、「どこに掲載されるのかを意識すること」と「広告をライバル院と同化しないような色・デザインにすること」です。フリーペーパーは熟読するというより、さらっと読まれる傾向にあるため、目立つような色・デザインにすることを意識すると、注目されやすくなります。
フリーペーパーに広告を出す際は、「一度出してすぐ反応を期待する」というよりは、「継続して掲載することで少しずつ認知を広げていく」という形で活用すると良いと思います。
7.郵便局の置きチラシ
郵便局にチラシを置いてもらう方法です。地域によっては市役所にも置いてもらうことができます。地域の郵便局や市役所に、チラシを置いてもらえるかどうか問い合わせてみましょう。
郵便局や市役所には幅広い年代の人が訪れるので、チラシを置いてもらうことで認知を広げていくことができます。ぜひ、お試しください。
8.近隣店舗との提携
例えば自院のターゲットが30、40代女性とします。お客様はその地域でほかの店も利用しているはずです。具体的には、エステサロンやネイルサロン、美容室、歯医者などを利用していると考えられます。そういった近隣のお店と提携して、自院のチラシやクーポン、紹介カード等を置いてもらい、そこから紹介していただける関係性を作っていくという方法です。
実際に行っている方も多いのですが、チラシやカードを置いてもらうことがゴールになってしまっている事例が散見されます。本来の目的は、販促物を置いてもらうことではなく、来店してもらうことのはずです。そのためには、置いてもらうお店の人から「ここの治療院、いいんですよ」「私も行ってるんです」と紹介してもらえるくらいの関係性を目指す必要があります。
そのために最も効果的な方法は、まず自分がそのお店のお客さんになることです。それから体験チケットなどを渡して無料で施術を受けてもらい、価値を知ってもらうのです。いきなり「チラシ置いてください」と営業しに行ったら、関係はそれで終わりです。まず自分から相手の懐に入り、先に利益を提供することで、良い関係ができていきます。
これからは個々で集客を頑張っていくというよりは、地域内で協力しながら経営を安定させていくことが求められる時代です。その点で言うと、近隣店舗と信頼関係を作り、いかに1軒でも多くのお店と提携していけるかは重要なポイントです。そのため、近隣店舗との提携もぜひ、集客の方法として実践していただきたいです。
まとめ
今回は、治療院の新規集客の8つの方法をご紹介しました。
集客は1つの方法に依存するのではなく、複数の方法を使ってやっていくことが大切です。1つの方法で50人集めるのと、10の方法で5人ずつ集めるのでは、長期的に見れば後者の方が良いやり方です。1つの方法に頼っていて万一それが使えなくなる事態が起こったら、一気に苦境に陥ってしまうからです。
今回でご紹介した8つの方法を知っていれば、1つの方法がダメになっても他の方法でカバーできます。集客の柱をたくさん持っているほど、集客力は安定するのです。今の時代はWebがあるため、柱を増やしやすい時代です。ぜひ、1つでも多くの集客方法にチャレンジし、安定した集客を目指していただけたら幸いです。
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