Web集客[運用・改善]
Web集客13種類の方法を解説!無料・有料施策のメリット・デメリット、コツなど
投稿日:2022.07.15
投稿者プロフィール
- 「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。
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「Web集客をやってみたいけれど、具体的にどうすればいいのかわからない」と思っていませんか?Web集客と言っても、実にさまざまな手法、施策があり、自社にとってどれが最適な方法なのか、なかなかパッと判断・選択することが難しいと感じている方も多いと思います。
今回はそんなお悩みをお持ちの経営者・事業主の方、ウェブ担当者の方に向けて、判断材料となるようなWeb集客の13種類の方法について解説致します!ぜひウェブ集客に取り組む際の参考にしていただけると幸いです。
目次
Web集客とは?
Web集客とは、インターネットを活用した集客の方法です。昨今はインターネットが普及し、ほとんどの人がスマートフォンを持っている時代になり、益々Web集客の重要性が高まっています。Web集客はコストを抑えるという面においても効果的なので、活用しない手はないのです。
ただし、Web集客をするうえで最低限、自社ホームページやランディングページは準備してください。これ以降の解説はサイトがあることを前提に進めていきます。
Web集客施策 | メリット | デメリット | 概要 | 費用 |
---|---|---|---|---|
❶SEO対策 | コンテンツが資産になる。公開後継続的なWeb集客が期待できる | 高品質なコンテンツを作成する努力が必要。手応えを感じるまでに半年ほどかかる。 | 検索エンジン最適化。質の高いコンテンツを作成し、検索結果で上位表示されれば継続的に集客できるので効率が良い。 | 無料 |
❷MEO対策 | 作ったコンテンツが資産になること、ユーザーの信頼を得やすくなることがメリットです。 | 集客には時間がかかります。 | Googleマップで検索した際に自分の店舗を検索上位に表示させるための施策 | 無料 |
❸SNSマーケティング | 手軽に始められる。 ファン作りができる 拡散力がある | 直接の売上には反映されにくい。メディアが多様化しており、それぞれの特性に合わせた運用が必要、手間がかかる。 | TwitterやFacebook、InstagramといったSNSを活用した集客方法で、SNSマーケティングとも言われる。近年では、表面的なフォロワー数だけでなく、エンゲージメントの高い投稿ができるかどうかが肝になる。インフルエンサー活用としての媒体にもなっている。 | 無料 |
❹外部サイトからの流入施策 | サイトの認知度の向上に効果的。 | 確実にユーザーを誘導できるとは限らない。 | 別ドメインのサイトにあるリンクからの流入を狙う方法です。 | 無料と有料がある(別途掲載費を払う場合がある) |
❺直接流入の施策 | 関心度の高いユーザーを集めやすい。 | 自サイトに訪問してもらうまでの手間、難しさ。 | ブックマークやメールマガジン、QRコードの読み取り、URLを直に打ち込むことでサイトを訪問した場合を指します。 | 無料(仕込みに別途費用がかかる) |
❻ポータルサイトなどへの掲載 | すぐに結果に繋がりやすい。 | 費用がかかり続ける。自社の資産にならない。 | 無料で掲載できるものもあれば、有料広告枠に表示される場合、記事を書いて掲載してもらう場合など、多種多様な掲載方法があります。ポータルサイトにより集客力がまったく異なるため、その辺りの見極めが重要になる。 | 無料、月額5,000円〜数十万円のものまで |
❼検索連動型広告 | 課金形態がクリック課金型であるため、低予算ですぐに始めることが出来ます。 | 誰にでも表示させられる訳ではないので、認知度向上には向いていない。 | ユーザーが検索したキーワードに応じて表示される広告形式。 | 日予算1000円〜(月額10万円〜100万円程度が一般的) |
❽ディスプレイ広告 | 検索キーワードに左右されずに誰に対しても表示させられるため、認知度向上に適している。 | 思うように効果を得られずに費用だけが高額になってしまう可能性がある。 | GoogleやYahoo!などのネットワークを活用し出稿することができる。 | 日予算1000円〜(月額10万円〜100万円程度が一般的) |
❾純広告・記事広告 | 読み物としての体裁が整っているので、ユーザーから信頼を得やすい。 | 他の広告形式と比べて、掲載場所や手間などにより費用が高額になりやすい。 | 広告枠を持つサイトの広告スペースを買い取り、一定期間中テキストや画像、動画などの広告を掲載する広告形式。 記事広告は広告枠を提供しているサイトに依頼し、商品やサービスの宣伝記事を書いてもらう広告形式 。 | 純広告:10万円〜1000万円程度 記事広告:50万円〜300万円程度 |
➓SNS広告 | 細かくターゲティングできる。SNS広告は安価にスタートできる。 | PDCAを回す必要がある、炎上リスクがある。 | FacebookやInstagram、Twitterなどのプラットフォームを使い、従来のTVなどのマス広告に比べて安価に潜在顧客や見込み顧客にアプローチすることができます。 | 日予算500円程度〜 |
⑪アフィリエイト広告 | ASPに利用料を支払う必要がありますが、多数のサイトにて宣伝ができる。 | 自社のイメージを損なわないために商品、サービスが誇大広告になっていないかなどを細かく管理する必要がある。 | アフィリエイターと呼ばれる個人や法人に依頼して自社の商品やサービスをブログやウェブサイト、メールマガジンなどで紹介してもらい、そこに設置したリンクを通して商品やサービスの購入や資料請求に繋げる広告形式です。 | 成果報酬 |
⑫動画広告 | 文字や画像だけでは伝わりにくい細かなニュアンスを伝えることが出来る。インパクトを与えられる。 | 動画そのもののクオリティによっては自社のイメージダウンになってしまう恐れがある。 | 動画コンテンツを活用した広告。YouTubeやFacebook広告などで配信することができ、通常のテキストや画像の広告よりもクリック率や視聴率が高い傾向にある最近は特にオススメの広告媒体です。 | 日予算500円程度〜(動画制作を委託する場合には別途費用がかかる) |
⑬メールマガジン | 低コストで実施可能。顧客との関係作りに有効。 | メールが開封されずに放置されてしまう可能性がある | 顧客リストに対して、メールで情報提供。 | 月3,000円程度〜 |
Web集客のメリット・デメリット
便利なWeb集客にも得意な分野と苦手な分野があります。それぞれのメリット、デメリットを解説していきます。
Web集客のメリット
不特定多数に働きかけるマス広告(雑誌やテレビCM等の広告)と比べて、Web集客ではもともと興味のあるユーザーに対してピンポイントに働きかけることができます。そのため費用対効果が良く、広告費を抑えることができます。
また、Web集客による成果が明確に数字として表れるので、改善すべき場所がはっきりすることも大きな利点です。
Web集客のデメリット
Web集客のための専門知識が必要なので、始めるまでのハードルが高いです。
また、Web上に情報を掲載するため、ライバル企業にも商材や料金等が知られてしまう上、ライバル企業がすでに有名な場合、差別化を図らなければならず運営が難しいです。
初めてのWeb集客で戸惑うという方は、専門家の力を借りることも大切です。
Web集客で成果を上げるには、施策の前に戦略が重要!
闇雲にウェブ集客のための手段を試しても、必ずしも結果に結びつくとは限りません。
集客で成果をあげるためには「戦略」が重要です。
集客で思うように結果が出ない、色々試してみたが上手くいかなかったという方は、以下の記事も合わせてチェックしてみてください。
お金をかけずに無料でできる!まず絶対に取り組むべきWeb集客の施策とは?
Web集客でどれだけの集客が見込めるかわからない以上、お金をかけるのが不安な方もいらっしゃると思います。そんな方に向けて、正しい方法で実践すれば自分でもコツコツと努力し続けることでお金をかけなくても成果が出せるWeb集客の施策をご紹介します!
①SEO対策
SEO・MEO対策はWeb集客をするならまず考えるべき手法です。SEOとは、「検索エンジン最適化」のことで、Google等の検索エンジンで上位表示を狙うことを指します。一口にSEOと言っても、内部対策、外部対策、コンテンツ対策と、大きく分けて3つの対策が必要です。
また、同時にMEO(マップエンジン最適化)対策と呼ばれる、Googleマップの検索で上位表示を狙う施策も併せて行うことで、より効果的になります。
SEO内部対策
内部対策というのは、広く言えばGoogleやユーザーに良いコンテンツとして認識されやすいWebページを作ることです。様々な手法があるため、すべてをここでお伝えするのは難しいですが、その中から抜粋してご紹介します。
⓵HTMLタグの最適化
HTMLとは、Google ChromeやFirefoxといったWebブラウザで表示できるコンテンツを作るためのプログラミング言語です。HTMLでは、タグと呼ばれる決まった文字列で文章等を囲って表示させます。
その際、通常の文章は「〈p〉文章〈/p〉」といった形で記述するのですが、見出しや小見出しでは、「〈h2〉見出し〈/h2〉」や「〈h4〉小見出し〈/h4〉」といった文字列で囲うことで、Googleが「これは見出しだ」「これは文章だ」と、認識できるようになっています。
これは内部的なものだけでなく、 見出しは字が大きい、小見出しは文章より大きく見出しより小さいというような、ユーザーが見るコンテンツそのものの見た目にも反映されます。このHTMLを構成するタグ付けをGoogleにもユーザーにもわかりやすくすることを、「HTMLタグの最適化」といいます。
そのほか、タイトル・ディスクリプション(説明文)なども重要な要素になります。
②内部リンクの設定・最適化
内部リンクとは、自サイト内の別のページに移動するためのリンクのことです。内部リンクを最適化するには、「ほかのページに遷移しやすいメニューを作る」、「ユーザーが現在Webサイトのどの階層にいるのかを表示する”パンくずリスト”を作る」、「文章内にもテキストリンクを作る」などの対策が考えられます。
重要なことは、ユーザーに分かりやすいページになるだけでなく、ユーザーのニーズ、興味・関心に合わせてサイト内を誘導してあげることです。これにより、サイト内における平均滞在時間が飛躍的に向上していきます。
もちろん、ユーザーにとって有益な役に立つコンテンツを提供していることが前提になりますが、これによりGoogleからの評価も上がるので、検索エンジンでの上位表示を実現する上でも非常に重要な施策であり、おすすめです。
SEO外部対策
外部対策は、被リンクを得るための対策です。Googleは、リンクのことを「投票」と定義しています。(参照元:Googleが掲げる10の事実)
つまり、外部サイトからのリンク(被リンク)が多い=たくさん投票されるほど人気のサイトである、有益なサイト、信頼度の高いサイトと評価されるということなのです。
しかし、10年(2010年前後)ほど前までは、この考え方を悪用したSEO業者が乱立していました。彼らは被リンクを集めるためだけに人工的にリンク用サイトを量産し自社で保有していましたので、SEO対策の業者に依頼すると100サイト、200サイトと大量の外部サイトからのリンクを一気に集めることができるため、それだけで一気に狙った検索キーワードで上位表示することができてしまった時期がありました。
しかし、こういったことはGoogleの方針とは違いましたので、Googleも度重なる検索エンジンのコアアップデートにより、これらを是正していきました。
特に悪質な被リンク対策への是正は、2012年にGoogleが実施したペンギンアップデートが1番大きく影響力のあったアルゴリズムのコアアップデートになります。(参考:ペンギンアップデートとは?)
これらのイメージにより、外部リンク(被リンク)対策=悪質なSEO対策で、もう今で通用しないSEO施策というイメージついていたり、もう古い!と思われている方もいますが、そんなことはありません。
真っ当な正しい被リンク対策は、今でも効果があり、Googleが掲げている「リンク=投票」という考え方は今も変わっていません。
良質な外部リンク(被リンク)を集める方法については、別の記事で紹介していますので興味がある方はご覧になってみてください。
コンテンツSEO対策
コンテンツSEO対策は、継続的に質の高いコンテンツ(ユーザーにとって有益な情報)をコツコツと発信し続けることでSEO対策をしていく方法です。
具体的な対策は、「E-A-T」(専門性-権威性-信頼性)と呼ばれる要素を高めるために、ある分野に特化した情報を発信したり、詳しい情報を開示したり、専門性の高い他サイトから引用したりします。そうして自サイトからしか得られない情報などを発信して、独自性を打ち出していきます。
また、広告をつけすぎない、読みやすい・わかりやすいといった要素も重要になるので、ユーザーにとってなるべくストレスフリーなサイトにするように努めていきましょう。そして「ユーザーファースト」なサイトにしていき、継続してコンテンツを提供していくことが大切です。
SEO対策のメリット
・費用対効果の高いWeb集客の施策である
・安定したアクセスを集めてくれる
・ユーザーからの信用度が増す
・ブランディング効果が高い
・お金をかけなくても上位表示できる、露出度を上げられる
SEO対策のデメリット
・必ず結果出るわけではない
・無料でできるが、それなりの時間と労力を要する(即効性がない)
・アップデートにより、順位変動が起きるリスクがある
・正しいSEO対策の専門知識、最新情報の取得が常に必要とされる
MEO対策もSEO対策同様、それなりに専門知識が必要であること、検索結果の上位にする難しさなどハードルが高いという側面もあります。
②MEO対策
実店舗がある業種の方には特におすすめの手法です。
Googleマップで検索した際に自分の店舗を検索上位に表示させるための施策です。Googleマイビジネスに登録して、店舗情報等を記載します。
重要なことは、正しい情報をタイムリーに記載することです。誤った情報を掲載し続けていると、顧客から虚偽報告ということで、「情報の修正を提案」という項目から、ユーザーが直接、管理者に連絡することができます。
この報告が何度もあると、正確な情報を提供していないということで、Googleからもユーザーからも評価されていないビジネスプロフィールアカウントになってしまいます。
また、Googleビジネスプロフィールアカウントには、口コミ投稿をすることができるようになっていますので、コンスタントに顧客の方にお願いをして、初めてご覧になられたユーザーの方が、お店や会社のことを信頼してもらえるように口コミの蓄積とその投稿に対する返信をするようにしましょう。
こまめに更新することがとても重要になります。
MEO対策4つのメリット
・クチコミを集めることで会社・お店の信頼度が上がる
・お金をかけなくても集客できる
・業者に依頼しなくても自分である程度でできる
SEO対策・MEO対策を実施することで集めたユーザーからのアクセスは、他のアクセスに比べて成約率が比較的高いといわれています。なぜなら、検索をしているユーザー(興味・関心度が高いユーザー)がアクセスしてくれる割合が高いからです。
さらに、SEOとMEOの両方の施策をしていくことで、相乗効果が期待できます。
MEO対策のデメリット
・必ず結果出るわけではない
・無料でできるが、それなりの時間と労力を要する(即効性がない)
・アップデートにより、順位変動が起きるリスクがある
・正しいSEO対策の専門知識、最新情報の取得が常に必要とされる
SEO対策にはそれなりに専門知識が必要であること、検索結果の上位にする難しさなどハードルが高いという側面もあります。
Web集客お役立ち資料
ローカルSEO完全攻略ガイド&MEO対策実施チェックリスト
③SNSマーケティング
TwitterやFacebook、Instagram、TiktokといったSNSを活用した集客方法で、SNSマーケティングやアーンドメディアマーケティングとも言われています。
SNSでの集客で大切なことは、表面的なフォロワーの数ではなく「フォロワーとの質」です。
例えば、ギフト券などのばら撒きをしてフォロワー数を稼いでも、ギフト券欲しさに集まっただけの自社の商材に興味の薄いフォロワーが大多数なので、集客としては意味がありません。ここで増やしたいフォロワーは、ちゃんと自社の商材に興味のあるフォロワーということです。
大切なのは、宣伝は極力少な目で、フォロワーにとって為になる・共感できるような情報発信を重視していくことです。
近年特に重要になっているのが、
①エンゲージメント率の高い投稿をすること
②UGC(User Generated Contents)
を生み出せるかの2点です。
まず一つ目のエンゲージメントとは、いいねやコメント、リツイート、保存、シェアなど、各ソーシャルメディアによって機能は異なると思いますが、何らかの反応を得ることを「エンゲージメント」と言い、その反応率のことをエンゲージメント率と言います。
ソーシャルメディアでは、いかにエンゲージメント率の高い投稿、つまりユーザーが思わず反応したくなるような投稿を発信できるか、というのが重要になります。
そして、二つ目はUGCを意図的にユーザーから生み出せるか、というのが鍵になります。
UGCとは、User Generated Contents(ユーザー生成コンテンツ)の略で、ユーザー主体で発信する情報のことです。このUGCの代表例は、住宅業界で一般化している「おうちアカウント」がわかりやすい例かと思います。
この「おうちアカウント」とは、新築を建てた主婦の方が、自分の家づくりの一部始終を公開しているInstagramのアカウントのことをおうちアカウントと呼びます。
おうちアカウントでは、住宅会社をどう選んだか、営業担当はどうだったか、どんなことにこだわって家作りをしているか、どんなことを工夫したか、などなど、アカウントによって実にさまざまではありますが、これから家づくりをされる方にとっても、非常に参考になる情報が満載です。
住宅会社が発信する情報よりもある種、リアリティがあり生々しい話もアカウントによっては、かなり細かく情報発信されていますので、ユーザーにとっても有益なものになっています。
こういったUGCをいかに自社でも取り入れてユーザーに発信してもらえるかどうかがSNSマーケティング攻略の鍵と言っても過言ではないでしょう。
(参考:UGCとは?SMMLab)
④外部サイトからの流入施策
別ドメインのサイトにあるリンクからの流入を狙う方法です。これには、ほかのサイト運営者から自サイトへのリンクを貼ってもらう必要があります。具体的な対策としては、自サイトのコンテンツをより良質な(役に立つ、または共感される)ものにしていくことが必要不可欠です。その上でできることは以下の4つです。
1)サイト運営者にリンクを貼ってもらえるように頼んでみる
他のサイトを運営している人に自サイトへのリンクを貼ってもらえないかお願いします。「掲載をご希望の方」といった表示があれば、相談に乗ってもらえる確率は高いです。ただし、GoogleにSEO効果を狙った施策とみなされると、ペナルティーを受ける可能性があります。
また、リンクの売買は禁止されているので注意しましょう。
2)ポータルサイトに掲載してもらう
ホットペッパーやぐるなびといったポータルサイトに掲載してもらう方法です。無料で載せてもらえる場合は被リンクのSEO効果もあり一石二鳥です。おすすめとして表示してもらうには別途料金が発生する形が多いです。
ただし、一度有料サービスを受けて集客が上がると、解約した際に一気に集客力が落ち込みます。また、自サイトのコンテンツではないため資産にならない上、ポータルサイト側が値上げするといえば従うしかありません。
3)プレスリリース報道機関に向けての情報の告知・発表をする
報道機関に向けて情報を告知したり、発表したりします。ニュースサイト等に掲載されれば、飛躍的な集客に繋がることもあります。ただし、その情報に独自性や話題性、社会性がなければ集客に繋がりにくいです。
また、プレスリリース配信プラットフォームを利用することで低コストかつ効率よくメディアに取り上げてもらえるプレスリリースを配信することができます。具体的には、PRTIMESや@プレスといったプラットフォームが有名です。利用料金も月額3万円程度と比較的手頃な料金からご利用いただけますのでオススメです。
4)無料ブログを開設する
Amebaブログやnote、はてなブログといった無料ブログサービスのアカウントを開設し、別サイトのブログを運営することでそこからの外部流入を狙う方法です。
日々の活動報告を行う場に最適です。同じプラットフォーム内のユーザーとの繋がりを増やしやすいですが、自サイトのコンテンツと違い資産にならないので、今まで作ってきたコンテンツがサービス終了やアカウント停止等によって突然失われるリスクを伴います。
外部サイトからの流入施策のメリット
まだサイト運営を始めたばかりなど認知度が低い場合は特に、サイトの認知度の向上に効果的です。
また、Googleの評価が得られるため、SEO対策にもなります。
外部サイトからの流入施策のデメリット
外部リンクから自サイトに流入するかはユーザー次第なので、不確実性が高いことが挙げられます。
Web集客お役立ち資料
ローカルSEO完全攻略ガイド&MEO対策実施チェックリスト
⑤直接流入の施策
直接流入の施策メリット
直接流入とは、検索や外部リンクからではない、ブックマークやメールマガジン、QRコードの読み取り、URLを直に打ち込むことでサイトを訪問した場合を指します。具体的な施策としては、DMやチラシ等にはURLとQRコードを記載することです。
わざわざURLを打ち込んだり、QRコードを読み取ったりしてくれた比較的前向きなユーザーですので、その時点で関心度が高いユーザーであるといえます。直接流入によるアクセスは、関心度の高いユーザーを集めやすいのが特徴です。
また、メールマガジンに誘導するには、
「資料請求の際にメールアドレスを登録してもらう」
「サイト内でメルマガ登録の募集をかける」
「「ホワイトペーパーなどの有益な情報をレポートにし、登録してもらう」
などといった方法があります。
ブックマークからの流入を狙うためには、やはり自サイトのコンテンツの内容を充実させることが大切です。つまり、ブックマークしておきたい!とユーザーが思ってくれるようなサイト作り、コンテンツ作りをすることが求められます。
直接流入の施策デメリット
地道にチラシやDM等にURLを記載するだけでは、そう簡単にアクセスを集めることができません。ユーザーがサイトにアクセスしたくなるような導線、理由作りができるかどうかが肝になります。
その点でいうと、自社サイトに訪問してもらうまでの仕掛け、手間といった難しさがデメリットです。
すぐできる!有料でできるWeb集客の施策とは?
有料でできるWeb集客の施策には、上記の図で示すように、検索結果に連動して掲載される広告(検索連動型広告またはリスティング広告)やGoogle/Yahoo!の提携サイトにバナー広告として表示される広告(ディスプレイ広告)、SNSのニュースフィードやストーリーズなどに掲載されるSNS広告、動画広告、記事を書いて掲載してもらう広告(記事広告)など、多種多様な広告配信方法があります。
なんとなく広告を配信するのではなく、どんなターゲット属性にアプローチしたいのか?どんな顧客を獲得したいのか?どんな目的で広告配信をしたいのか?といったことを明確にした上で、戦略的に広告配信をしていかなければ、お金がどんどん流出してしまうだけになってしまいますので、戦略をしっかりと考えていきたいですね。
では、次にどんな広告配信の方法があるのかご紹介していきますね。
①クリック課金型広告(PPC広告)
ここでは、クリック課金型(Pay Per Click)と呼ばれるユーザーが広告を1クリックすることで料金が発生する課金形態の広告についてご紹介します。
検索連動型広告(リスティング広告)
GoogleやYahoo等の検索エンジンでキーワード検索をすると、検索結果一覧の上部や下部に表示されるサイトの左側に「広告」という文字が入った検索結果が出てくるのを見たことがないでしょうか?。これはリスティング広告(正式には検索連動型広告と言います)というもので、SEO対策によって表示される自然検索(オーガニック)結果とは別に、別途費用を払うことで有料の広告枠として表示されるようになっています。
ユーザーが実際に検索したキーワードに連動して表示されるため、ある程度は的を絞ってターゲティングすることができるという点が魅力となります。
その点、検索するユーザーがどんな属性の人かは細かく設定ができないため、ある程度は同業者やWEB広告関係者のクリックが混じる可能性はありますが、それらを除けば、「今すぐ客」と言われる今困っている人、悩んでいる人、商品・サービスを必要している人が集まりやすい広告媒体であると言えるでしょう。
ただし、クリック課金方式ということですので、クリック単価と言われる1クリックごとに課金される料金は年々上がりつつあります。検索連動型広告を使って集客し続けていくためには、この広告を使ってもしっかり収益が上がり続けるビジネスモデルを組み立てることが必要となります。その辺りのビジネス設計も近年では重要視されています。
ディスプレイ広告
ウェブサイトに表示される画像や動画、テキストからなる広告です。不特定多数に表示されるため、認知度の向上に向いています。
ディスプレイ広告には、GDN(Googleディスプレイネットワーク)とYDA(旧YDN、Yafoo!広告ディスプレイ広告)の2種類がありますが、違いは提携先だけです。また、特定のコンテンツを閲覧したユーザーを追跡して再度表示する「リターゲティング広告・リマーケティング広告」というものも存在します。
既に興味のあるユーザーに対して表示するため、高い成約率が見込めます。ちなみに、Yahoo広告についてはYahoo広告サイトにどんなメディアに配信されるか具体的に掲載されていましたので引用させていただきます。
純広告・記事広告
ディスプレイ広告にも似ていますが、より関連性の高いサイトで表示させる広告が純広告です。バナーや記事の形式のものなどがあります。特に記事広告は文章内で自然な形で誘導できるため成約率が高いという特徴があります。
また、お役立ち情報などが盛り込まれておりコンテンツとしての質が高いため、拡散されやすいというメリットもあります。ただし、書き手側に自社の商材について深い理解があり、それを文章にまとめるスキルが必要なので、広告作成のコストが高くなる傾向があります。
純広告・記事広告はクリック課金型以外にも成果報酬型、期間保証型、PV保証型など様々な課金形態があります。
②SNS広告
SNSを活用した広告です。
それぞれのSNSの特徴によって得意分野が違います。
拡散するスピードが速く、ユーザーのツイート内のキーワードに応じて広告を表示できるという特徴があります。
拡散される可能性もありますが、炎上する場合もあるので運用には注意が必要です。広く発信するのに適したSNSです。
比較的に低い広告単価で、年齢や性別、職業、趣味などの情報をもとに細かいターゲティングをするのが得意です。拡散スピードは緩やかで、シェアをすると知人に知られてしまうので、人に話し辛い悩み事に関わる商材を扱っている場合は不向きです。
セミナーやイベント関係に向いています。
視覚的に訴えかけることができるのが特徴です。Facebookと連動させている場合もあり、細かいターゲティングができます。流行に関わるファッション、美容、飲食や、旅行関係向きのSNSです。
LINE
日本での利用数が多く、幅広い世代が見てくれる可能性があります。そのため、ほかのSNSでは上手くいかなかった場合も、LINEでは集客に繋がったという場合もあります。
ただし、細かいターゲティングには不向きです。
③アフィリエイト広告
アフィリエイターと呼ばれる人にブログ等の記事を書いてもらい、その中で商品を紹介してもらう方法です。
顕在顧客や潜在顧客といった層に幅広く集客することができます。
課金形態は成果報酬型で、一定の成果が出て初めて料金が発生します。
料金に対して確実に成果がついてくる反面、売れただけ料金がかかるため、想定以上に売れてしまうとそれだけ費用が掛かるということは覚えておきましょう。また、初期費用や月額料金がかかる点や、悪質なアフィリエイターが不正な手段を使ってしまう場合もあるので注意しましょう。
④動画広告
動画形式で表示される広告です。
画像や文章では伝わりにくいニュアンスも、情報量の多い動画であれば伝わりやすくなります。
動画広告は大きく分けて3種類です。
インストリーム動画広告
Youtubeなどの動画配信サイトで動画の再生中に流れる広告です。
始めから音声がONになっています。
インバナー動画広告
サイトのバナー広告枠に表示されます。
最初から音声がOFFになっています。
インリード動画広告
記事の途中に配置されていて、スクロールしていくと自動で再生されます。
5Gが実用化され、今後は通信速度・通信容量が飛躍的に高くなっていく時代です。
動画広告はこれからの時代に則した広告形態と言えるでしょう。
早いうちに導入することで、先行者利益が得られるかもしれないですね。
Web集客のコツは「アクセス解析」をしながらPDCAを回すこと
Web集客を行う上で欠かせないのが、アクセス解析です。
アクセス解析ツールを使って、アクセス数やCVR(成約率)を確認します。
思うように成果が出ていなければ、その結果から改善点を考えていきます。
例を挙げると、以下のような改善例が考えられるでしょう。
1.CVR(コンバージョンレート)が低いので、CVまでの導線が悪い、オファーがターゲットにとって魅力的でない、構成が悪い、不安や疑問を払拭しきれてない、CTAのボタンがそもそも分かりにくいといった点が考えられないかを見直す。
2.SEO対策によるターゲットキーワードの順位が上位にならないのは、コンテンツの問題ではないか?と仮説を立て、競合サイトのリサーチをしたり、キーワードの共起語や検索意図をリサーチしてページ構成を見直したり、滞在時間を伸ばすための内部リンクを追加したり、動画を追加するなど、ページのブラッシュアップや新たなコンテンツを追加する。
3.リスティング広告からの流入でCVが少ない場合はキャンペーンのキーワードと広告文、もしくは画像などのクリエイティブとの関連性が悪いかもしれないので改善をする。
といったようにさまざまな可能性があるため、必ずGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソール、Google広告やFacebook広告の管理画面などのクリック率やコンバージョン率、サイト滞在時間などアクセス解析の結果からさまざまな仮説を立て、それに応じた何度も検証、改善を繰り返して実践していくことが大切です。
つまり、PDCAサイクル【Plan(計画や仮説)、Do(実践) Check (確認、検証)Action(改善、実践)】を継続して回していくことがポイントになります。
Web集客を強化するなら、 Webマーケティングに精通したコンサルティングのプロに依頼するべき?
Web集客といっても有料・無料の施策がいくつもある中で、そもそもこれらのWebマーケティングを専門家やコンサルティング会社に依頼すべきか悩ましいという方も多いのではないでしょうか。
Webマーケティングの専門家やコンサルタントに依頼をおすすめできるのは、このような方です。
・ホームページはあるけど、活用・運用ができていない
・ある程度予算をかけて確実にWeb集客できるようにしたい
・Web集客を任せられる人材が社内や周りにいない
・Web集客をゆくゆくは内製化してある程度社内で完結できるようにしたい
・SEOなどのWeb集客に必要な専門知識がない
・Web集客のために費やせるリソースがない
Web集客は根気とこまめな運用、改善が必要なので、決して片手間でできることではありません。
上記の項目に一つでも当てはまる方は専門家に依頼することで狙った成果を得られるようになるでしょう。
WEB集客コンサルティングのご依頼を検討されている方はこちらをご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?13種類のWeb集客の方法をお伝えしましたが、自社にとって今すべき集客方法は分かりましたでしょうか?ぜひそれぞれのメリット、デメリットがありますので、どんな見込み客を集めたいか?をまず考えていただき、その上で最適な集客方法を実践し、効率よくお客様を集められるようにまずはチャレンジみてくださいね。
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