E-A-Tとは?2021年Googleコアアップデートに対応したSEO対策3つのポイント

投稿者プロフィール

栃本常善
栃本常善株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/ローカルWeb集客の専門家
「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。



Googleは年に数回、大きなアップデートを行っています。

 

しかし、根本的には以前からGoogleが言っていることは大きく変わっていません

このアップデートの本質は何かというと、悪質なサイトを是正するということです。

 

なので、真っ当に運営しているサイト運営者にとっては全く関係のないことが多いです。

 

しかしながら、時代が変わるとともにモバイル端末が普及することで、Googleはモバイルファーストというものを打ち出していくようになりました。

今回は、そういった最新Googleアップデートにも対応したSEO対策のポイントを解説致します。



 

 

モバイルファーストにする4つのポイント

 

モバイルファーストとは、「モバイル(スマートフォン等)端末におけるユーザー体験を向上」させることです。


Googleは以前からモバイルユーザーの体験を飛躍的に向上させることに力を入れています。

そこで、皆様にはご自身のサイトをチェックする際に以下の4つのポイントに注意していただきたいのです。

 

 

〈ポイント1〉モバイル端末で使いやすいかどうか

 

 

様々なサイズのスマートフォン、タブレットが発売され、多様化した端末のサイズに対応したサイトレイアウトをレスポンシブデザインといいます。レスポンシブデザインになっているか?をまずしっかりとチェックしましょう。

できれば実際に複数のモバイル端末で検索し、自社サイトを閲覧、回遊してみて、使いやすいか、ストレスがない、読みやすくなっているか?という点をチェックしてみましょう。


近年は、iPhoneでもさまざまなサイズのものが登場していますし、Android端末でさまざまな機種があります。自分が持っているスマートフォンでは問題がなくても、違ったモバイル端末で見ると、表示がおかしくなっている点が見つかる場合がありますので可能であれば職場の別の方や知人、友人など他の端末でも合わせてチェックしてみてくださいね。

 

〈ポイント2〉サイト表示速度にストレスはないか



パソコンやタブレット、スマートフォンなどで実際に自社サイトやブログをクリックし表示した時に、表示速度にストレスはないか?確認してみましょう。


これは体感覚でチェックするしかないのですが、Googleが無料で提供してくれている「Googleスピードインサイト」というツールでも100点満点のスコアでチェックができるので、合わせてチェックしてみましょう。

診断結果は測定のタイミングによって変動することがあるので、同じページで複数回測定することをおすすめします。


スコアが50点未満の場合は、スピード改善されることをおすすめいたします。

スコアが90点以上だと表示速度としては合格点と言えますが、少しハードルが高いので70点以上を目安に取り組めばまず問題ないでしょう。


とくに
赤字表示されている指標は表示速度に悪影響を与えていると見られる部分です。赤字表示された箇所から優先的に改修し、スコアの改善に取り組みましょう。

ただし、スコアばかりに気を取られるのではなく、あくまで体感覚で遅いのか速いのか、ストレスを感じないか?などユーザー視点に立ってチェックされることをお勧めいたします。

 

 

〈ポイント3〉思わずそのサイトに滞在したくなるような作りになっているか

Googleはサイトの平均滞在時間をひとつの評価基準にしています。

サイトの滞在時間が長いユーザーが多いということは、ユーザーのニーズにマッチしているサイトなので、ランキングの上位に表示させようとしているのです。

なので、サイト滞在時間をいかに増やせるかという所にも力を入れて考えていきましょう。

 

 

〈ポイント4〉検索意図(ユーザーからの質問)に沿った検索結果(アンサー)を提供できているか

 

 

これにはリサーチや顧客インタビュー、もしくは知恵を絞って顧客の立場に立って徹底的に考えていくことがとても重要です。

 

検索キーワードのことをGoogleの社内用語で「クエリ(Query)」と呼ばれています。

クエリは「問い」質問」という意味です。

 

ユーザーの問いに対して、的確な検索結果(答え)を提供できているかどうかが鍵になるのです。


キーワードのリサーチやトレンドを調査したり、実際に直接顧客にインタビューしたり、あとは知恵を絞り、顧客の立場になって徹底的に考え抜き、顧客のニーズや疑問、悩みなどを把握するようにしましょう。


これら4つのポイントをまず基本として理解していただいた上で、次の最新Googleアップデートに対応したSEO対策3つのポイントをお伝えしていきます

 

 

Googleアップデートに対応したSEO対策3つのポイント

ここまでを踏まえて、SEO対策では以下の3つのポイントが重要と言えます。

 

⓵画像や動画を使ってわかりやすく伝える

実はGoogleは、サイトに書かれている文章だけでなく、画像や動画の内容も認識できると言っています。Googleの検索エンジンのクローラーは、テキストや画像や動画の内容までもある程度認識していると言われています。
参照Google検索の仕組み

例えば、動画にも自動で字幕が出せる機能があるように、ある程度動画の内容を認識できると言われています。画像に関しても、どんな画像なのかを細かく認識できると言われており、ユーザビリティの視点で考えれば、絶対に画像や動画という違った伝達方法があった方が情報を理解しやすいのは明快ですよね。

なので、記事やページのコンテンツを作成するときは、できる限りや画像や動画を駆使し、ユーザーにとてわかりやすいコンテンツ作りを意識してみてください。今は文章だけではなく、様々な方法を使ってユーザーに分かりやすく伝えることが求められているのです。

 

⓶サイト内リンクが文中に豊富にあるページ

サイト内リンク、いわゆる内部リンクが文中に沢山あるページが評価されやすくなっています。

 

Wikipediaをイメージしていただくとわかりやすいです。

Wikipediaは色々な用語でもある程度検索結果の上位に出てきます。

これは、例えば「マーケティングとは」と検索して、Wikipediaを閲覧すると、マーケティングの説明が出てきます。

その中に、マーケティングの権威である「コトラー」のリンクが貼られています。

そしてコトラーのリンクをクリックすると、コトラーの説明のページが出てきます。

このように、ユーザーの知りたいことに合わせてリンクが表示されて、リンクをクリックするとそのページに飛ぶようになっている、これが内部リンクです。

 

内部リンクがサイト内に適切に作られているかどうかというのは、とても重要です。

 

⓷E-A-Tが高いページ

今回、最も覚えておいていただきたいキーワードが、「E-A-T」です。

E-A-Tとは、簡単に言うと、「専門性・権威性・信頼性」という意味です。

それぞれEが「Expertise(専門性)」、Aが「Authoritativeness(権威性)」、Tが「Trustworthness(信頼性)」となっています。


E-A-Tって?

E-Expertise(エクスパティーズ)専門知識
⇒その分野の職歴や学歴があるか?

A-Authoritativeness権威性
⇒権威の高いサイトからのリンクがあるか?

T-Trustworthness信頼性
⇒エビデンス(実体験、データ、表、その他情報源)、参照元リンクがあるか? 参考:外部リンクを貼って裏付け、根拠を証明する

 

GoogleはE-A-Tの重要性を「検索品質評価ガイドライン」の中で公式に言及しています。

上記のように、今後のウェブサイトのSEO対策は、E-A-Tを意識したサイト作り、すなわちユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを提供できるWebサイトにするために、E-A-Tを考慮したサイト作りが必須となります。

E-A-Tに沿ったコンテンツを提供しているサイトはGoogleに評価されるので、検索ランキングの上位表示が期待できます。

このように、もちろん「検索意図に沿っているか」や「コンテンツや被リンクの質」も重要なのですが、それ以上に今後はこの「E-A-T」を考慮したサイト作りをすることも、GoogleSEO対策においてとても重要となってくるということです。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回お伝えしたモバイルファーストにする4つのポイントと、2020年最新Googleアップデートに対応したSEO対策3つのポイントをお伝えさせていただきました。

ぜひ本日の内容を参考にしていただき、自社サイトの改善につなげて行っていただければ幸いです。

1画像や動画を使って分かりやすく伝える

2内部リンクを文中に用意する

3E-A-Tの高いページにする

 

 

この3点をおさえて、ぜひ自サイトを見直してみてくださいね。