月刊ME7月号

投稿者プロフィール

栃本常善
栃本常善株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/ローカルWeb集客の専門家
「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。

近況

こんにちは。株式会社マーケティング・エッセンシャルズの栃本常善です。新居が先月に完成し(外構工事が遅れて少しだけ残っていますが)、引っ越しました。妻の念願だった自宅サロン併設住宅です。洒落乙な家です。私は書斎ができたので、それだけでルンルンです。とてもリラックスできる家で本当に快適です。数年前までは注文住宅なんていらんし、マンションで充分やん、と思ってましたが、そんなことはありません。一軒家は最高です。マンション派ぶってすみませんでした。今では一軒家最高!って感じです。よかったら遊びに来てくださいね。住所は教えませんけど。さあ、住宅ローンのスタートです。仕事に精を出してより一層、一所懸命に仕事に勤しんでいきたいと思います。


最近のご相談事例

Question

ハウスクリーニング事業をしているのですが、これから取り組むべきwebマーケティングとしてはどのような方法がいいでしょうか?


どのようなターゲットをお客様にされたいのかにもよりますが、私がもし事業をするとしたら、エアコン分解洗浄や換気扇周りの清掃、あとは遺品整理や不用品回収などをサービスとして提供することを事業として考えると思います。ポイントは、「ハウスクリーニングや清掃を業者に頼みたくなるようなタイミングはいつか?」を考えることです。マーケティングでよく言われる「喉がカラカラなのは誰か?」を考えることです。


集客方法としては、チラシ⇒ホームページ⇒META広告(FacebookやInstagram)やGoogle広告、YouTube広告などは予算次第ではありますが、押さえておきたいところですね。それぞれ少額でもよいので、配信しておくと良いでしょう。ホームページについては、「地域名+エアコン清掃、エアコンクリーニング」などはマストで行っておきたいSEO対策です。

チラシに関しては、チラシだけでお客さんを引っ張ってこようとするよりは、そこで興味づけをしてQRコードでWebサイトに誘導し、それを起点にしてウェブ広告やSNS広告で追跡をしていく(リマーケティング配信)ということをマストでやっていけると良いと思います。

また、オフラインで行くと、コラボ先として不動産管理会社や引っ越し業者、前述した不用品回収や遺品整理会社などは提携しておきたいですね。


最近のトレンド・激アツールの紹介

AI議事録取れるくんの魅力とは?

AIツールが最近ものすごい勢いで各社がローンチしていますよね。追っかけるのも大変です。そんな中で弊社でちょこちょこテスト的に使い始めていて実用的になりかけているのが「AI議事録取れるくん」です。「くんづけ」業界で言えば、小学生の時に絶対一度は使ったことがある「まとまるくん」以来の革命的な「くんづけ」プロダクトではないかと思います。

そんなくんづけ業界に一石を投じた「AI議事録取れるくん」、なかなか使えるツールなのです。何がいいかって、事前にzoom連携設定をしておくと、zoomミーティングにしれっと「AI議事録取れるくん」という名前のユーザーが入室してくるのです。もちろん名前は変えれますので、例えば「AI議事録取れるちゃん」とか「AI議事録取れるさん」とかに変えることも可能です。お好みでどうぞ。

そして、彼は入室してきて何をするかというと、ビデオは一度もオンにせず、ミュート解除もすることなく、無言でずっとミーティング中にしたたかにずっと議事録を取り続けてくれるのです。セミナーでいったら、ちょっと参加意欲低めの参加者レベルです。セミナーは一応参加してるけど、絶対なんか別の作業しているタイプです。

ですが、彼はそんな不真面目ではありません。なんとzoomミーティング終了後に、しれっとメールを送ってきてくれて、議事録を見出しトピックとそれぞれのトピックに対して要約したメモとして綺麗にまとめてくれます。もちろん、用語の間違いなどは若干あるのですが、これも管理画面で簡単に修正できますし、その修正内容や用語登録をしておくことで、徐々に学習をしていってくれます。

また、事前にアジェンダを読み込ませておくことで、より精度の高い議事録を作ってくれます。

月額980円で3時間のzoomミーティングの議事録を自動で作ってくれますので手軽に始められる一方で、何も考えずにすべてのミーティングに彼を参加させていると、気づいたら数万円の請求が来るなんてことにもなりますから、ちゃんと彼を参加させるミーティングを取捨選択するようにしましょう。

また、大切なスタッフの一人だと思って優しく接してあげましょう。節約しようと、毎回毎回入室拒否を繰り返していると、拗ねてしまって入室してこなくなってしまうこともあるとか。知らんけど。


最近の気づき・学び

広告は博打なのか?

広告をかけることに躊躇する方がたまにいらっしゃいます。気持ちはわからなくもないです。

だって効果が出るかわからないですし、費用対効果が上がるのか不安にもなりますよね。

でも、こういう人でもチラシにはどんどんお金を使う人がいるんですよね。なぜなら、昔から伝統的に使っているものだし、形がわかるし、何部刷って、何部配布していくらってわかりやすいですしね。でも、これってネット広告も同じなんです。クリックしたら課金されます。

つまり、何人がクリックしたら(何人がそのページを見たかで)いくら、というようにチラシと同じ課金システムです。

要は、人は知らないもの、やったことがないものはなんか怖い、不安だという心理が強く働くんですよね。

私はWeb業界が長いので、ある程度こうすればうまくいくのになーと思ってそれをわかりやすくイメージできるように伝えるのですが、それが同じような絵を相手がイメージできるかと言われると、そうとは限らない。

同じ絵がお互い描けると本当にスムーズに事が進むのですが、物事はそうはうまくいきません。だからこそ、やっぱりそういう点でいうと自社事業は本当にスムーズなのです。私は整体院を経営しているのですが、これに関してはすべて自分で主導権を握ることができるので、物事が本当にスムーズです。考えたことをどんどん実行し、うまくいかなければ改善する。ただ、これも短期的な視点で考えすぎると良くないので、ある程度は腰をすえてやることは決めておくことも大事です。

まあ何が言いたいかと言うと、マーケティングはほぼすべてやってみないとわからない(大体うまくいきそうかいかなさそうかはある程度わかるけど)し、やってみないことにはその先の事業成長もないということです。

結論としては、広告は博打に見えるけど、博打ではありません。博打になってしまうのは、結局のところ戦略がない、マーケティングの設計ができていないからであって、そうなってしまっている方は、まず設計をしましょう。