コラム
Webマーケティング7つのメリット&2つのデメリット
投稿日:2022.06.12
投稿者プロフィール
- 「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。
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Webマーケティングに資本力は一切不要!
Webマーケティングと聞くと、このようなイメージを持っていないでしょうか?
高額な費用がかかる
自力では手間がかかり運用できない
IT素人にはなかなか難しい、専門知識が必要
などなど…
しかし実際は、そんなことはありません。
多額の費用をかけなくても、専門的な知識がなくても、Webマーケティングを実践していくことは可能です。
この記事を読んでいただいている方のほとんどは、すでになんらかホームページやブログを運営されていて、自分なりにブログを更新したり、SEO対策に取り組んでいたり、SNSで情報発信されていたりという方も多くいらっしゃると思います。
しかし、この記事をご覧いただいているということは、もしかしたら、思うような成果が得られなかったり、本当にこのやり方で続けていっていいのだろうか?と方向性に確信が持てなかったり、といった不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。
巷に出回っている情報を頼りに、ホームページを作ったり、SEO対策をしたり、ブログ・SNSを更新したり、インターネット広告(PPC広告など)に出稿してみても、残念ながらそう簡単には結果につながらなかったり、一時的にはそれなりの成果があっても、持続的に結果を出し続けるというのはとても難しいのが実情だと思います。
なぜなら、世の中に出回っている情報の多くには、一時的に上手くいったノウハウや表面的な対策がほとんどで、マーケティングの本質的な考え方やその背景を発信者側もわかっていない状態で発信している場合が多々あります。
または、たまたま成果を上げることができたごく少数の実績を誇大表現して、あたかも再現性が高いノウハウだと紹介している場合もあります。
そのようなやり方が、あなたにも当てはまるとはもちろん限りません。
結局あなたのビジネスには応用できないということも多いはずです。
しかし、資本力がなくても、Webマーケティングを一から勉強して正しい知識や考え方を学び、正しい努力をきっちりと積み重ねていけば、安定した集客の基盤、Webマーケティングの仕組みを構築することはもちろん可能です。
Webマーケティングについての知識を学び始める前は、「難しそう」「自分には無理じゃないか」と、やけにハードルが高く感じられるかもしれませんが、学び始めてみると意外にそこまで身構えるほど難しいことではないことが分かっていただけると思います。
確かに最初は専門用語が飛び交いますし、慣れるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、それを乗り越えればWebサイトに安定して見込み客からのアクセスを集めることができ、Webを起点にして安定した集客できることが可能になるのです。
これは間違いなくあなたのビジネスにとっての資産となっていきます。
Webマーケティングには、大きく分けて7つのメリットがあります。
一つずつ解説していきましょう。
メリット1:明日からでもすぐに始められる
ブログを書く
SNSに投稿する
ランディングページを作る
リスティング広告に出稿する
既存のWebサイトに新たなページを追加する
などのWebマーケティングの業務は、自分である程度対応できてしまうことが実は大半なのです。
もちろん専門知識やスキルがなければできない業務もありますが、それらはまず置いておいて、成果をあげていくためには業者に依頼をしなければできないことばかりではありません。
例えば、WordPressやWix、ペライチといったツールを使えば比較的簡単にWebサイトを作ることができますし、更新にもそこまで専門知識が必要がありません。
現代ではこの更新、改善、追加などが簡単に行えることは非常に重要になっています。
Webマーケティングにおいて、このフットワークの軽さは重要な要素です。
近年では、むやみやたらにブログを更新すれば、アクセスが集まるという簡単なロジックではなくなってきています。
この辺りについてはまた詳しく後述していきますが、すでにwebサイトをお持ちの方は、見込み客となるユーザーの求めている情報や悩み、不安を少しでも軽減してあげられるコンテンツを提供することを意識してみて欲しいのです。
これからはあなたが今お持ちの専門知識やスキル、これまで職業経験で培った成功事例などを出し惜しみなく発信し続けることが重要になります。
これらにはなんら難しいことはないはずです。
今までの資産を棚卸しして、発信するだけですから、極端に言えば明日からできることです。
この記事を元に正しい方法を吸収して頂き、Webマーケティング力を高めて頂きたいと思います。
メリット2:PDCAサイクルを早く回せる
メリット1でご紹介したように、Webマーケティングはすぐに始められることができますので、上手くいったか上手くいかなかったという結果も比較的早く確認することができます。
Webサイトへのアクセスは全てログが残るようになっていますので、解析ツールを使えば全て数値となって記録されます。
Google広告やGoogleアナリティクス、Search Consoleなどのツールではアクセス数はもちろん、単純なアクセス数だけでなく、
どんなキーワードを検索してWebサイトにアクセスしたのか
どの地域からのアクセスか?
どんなメディア経由でのアクセスか
コンバージョン率(アクセス数に対しての問い合わせ率)
ユーザーがアクセスしてからどのくらいの時間サイトに滞在していたのか
どのページをクリックしてアクセスしているのか
など多岐にわたるデータを得ることができます。
つまり、あなたが実施しWebマーケティングの施策がどの程度の成果を出すことができたのか、反対に成果が出なかったかもリアルタイムですぐに検証することができるのです。
その結果を受けて、何が良かったのか?悪かったのか?をしっかりと分析し、さらに効果を高めるにはどうすれば良いか?改善するためにはどうすれば良いか?を検証し、次のアクションを明確にしていきます。
結果もすぐにわかるため、軌道修正もすぐに対応ができます。
このようにPDCAサイクルを短期間で回せるという点は、Webマーケティングの醍醐味です。
早ければ、週単位で改善サイクルを回すことも可能でしょう。
これが紙媒体であるチラシだったらどうでしょうか?
比較的フットワークよくできるイメージのあるチラシでも、チラシ作成をするにも時間がかかりますし、チラシを印刷して自分でポスティングするか新聞業者に納品し配布してもらうなど、意外と手間がかかり、印刷して納品されるまでミスがないかなど入念にチェックしたりして意外と神経も使います。
そして、配布してからも実際に反応があるまで一定期間待たなければいけません。
そして、配布後反応が思うようになかったら、何が問題だったのか?という検証し、仮説を元に改善案をまとめて、そこからチラシを作り直してまた配布して・・・ということを繰り返していると、費用も時間も意外とかかってしまいます。
そう考えると、Webマーケティングは意外と手間がかからずにこのPDCAを短期間で回すことがご理解いただけると思います。
例えば、ABテストという手法があります。
最初に作成した広告物(ホームページやバナー広告、LPなど)をAとし、そのAにデザインや文章に変更を加えたものをBとして、二つの広告物を作ります。そして同時にWeb上で公開し、AとBのどちらが良いパフォーマンス(クリック率やコンバージョン率など)を得られるかを検証します。
このテストを行うことで、よりパフォーマンスの高い広告物を短期間で抽出することが可能になります。
このABテストも、チラシと比べると一目瞭然です。
Webの方が遥かに早く、はるかに労力少なく行うことができます。
メリット3:コストを抑えて、低予算で可能
実際にこれからWebマーケティングを始めようとされる方には費用に関する不安を持つ方も多いようです。
確かにWebマーケティングに関する全ての業務を業者に依頼した場合は、それなりの費用が必要になってくるでしょう。
SEO対策を依頼する
リスティング広告運用を依頼する
Webサイトの更新・運用を依頼する
などです。
これだけでも初期で50万円〜150万円程度、ランニングコストでも月10万円以上はかかるでしょう。(依頼する業者によって多少金額は異なります。)
もちろん、ある程度予算に余力があれば、業者に依頼されても良いかもしれません。
しかし、業者に頼らなくても自分で正しいWebマーケティングの知識や手順を学んでいただければ、低コストで始められますし、運用も可能です。
また、Webマーケティングでは、デジタルツールを活用するので、物理的な「モノ」によるコストを最小限に抑えられます。
また中長期的に考えれば、自社でWebマーケティングの運用ができるようになるため、全て業者に丸投げをするのではなく、自社内でも正しい知識や手順を学んでいただき、ある程度は自社で行いながら部分的には業者や外部パートナーに外注するという方法も可能です。
後述のデメリットの紹介でも触れますが、Webマーケティング活動を行う手法は常に進化するので、自社内でスキルを習得できる人を確保できない場合は、外部委託などアウトソーシングをする事になるため、その場合には当然コストは上がってしまいます。
Webサイト制作(ホームページ作成)を低コストで抑える方法
例えば、ホームページ作成を例にして考えてみましょう。
ホームページを業者に依頼すれば、それなりのクオリティのサイトが出来上がる代わりに、50万円〜150万円(ボリュームによってはそれ以上)の費用がかかります。
しかし、仮にホームページ制作ソフトである「WordPress」をある程度ご自身で使えるようになれば、その費用はグッと抑えることができます。
ワードプレス自体は無料で使えますので、あとは文章、デザイン、コーディングをどうするかになってきます。
例えば、デザインだけはWebデザイナーに依頼をして、文章は自分で作成、コーディングは、WordPressの有料テーマを数万円で購入すれば、コーディングの専門知識がなくてもWebサイトを構築することは可能です。
それであれば、Webデザイナーへの外注費で10万円〜30万円程度で済みます。
依頼することを限定して工夫をすれば、5万円程度に抑えることも可能です。
その他で言えば、必要となるコストはドメイン費用とレンタルサーバー代金で、年間で1万円〜2万円程度で十分でしょう。
ワードプレスは、「テーマ」と呼ばれるプログラムを変えることで、デザインを変えたり機能を追加したりすることができます。
テーマには無料のものと有料のものがありますが、有料のテーマを購入したとしても数万円です。
業者に依頼するよりも、コストは10分の1、もしくはそれ以下で収まります。
SEO対策を自社で取り組むことで低コストに
検索エンジンの対策を実施することで、アクセスを集めるSEO対策と呼ばれるものがあります。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化という意味です。
常に検索ユーザーの動向をリサーチしたり、競合サイトを分析したり、また自社Webサイトのコンテンツを見直したり、書き直したり、追加するという継続的な業務は必要ですが、正しい方法で実施していけば、お金をかけることなくSEO対策を実施できるため、安定した集客をすることが可能になります。
SNSマーケティングの活用
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSもWebマーケティングの定番になりつつあります。
あなたもすでにアカウントを開設して活用されているかもしれませんが、これらも無料ですぐに始められるメディアですよね。
また、どのSNSにも大抵は有料広告枠というものがあり、SNSはその収益により、一般ユーザーが無料で手軽に利用ができるようになっています。
こういったSNSのニュースフィードやストーリーズなど、SNSでよくユーザーに見られている場所に、有料で広告を掲載することも可能なのです。
これらの広告に関しても1日500円というわずかな費用から自分で料金を設定し、広告配信することが可能なのです。
難しく感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、マニュアルやサポートも充実しているため、意外と難なく広告配信をスタートさせることができますよ。
課金方法はさまざまではありますが、いずれも費用の上限を配信する側で決められますので安心です。配信期間も自由に決められます。
これなら無理なく、手軽に始めることができますよね。
お金がかからないのに効果抜群!Googleビジネスプロフィール(MEO)対策
Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)というツールを使って、Google検索やGoogleマップなどにお店の情報を表示させるMEO対策と呼ばれるものがあります。
こちらについても無料で行うことができます。
一時期Googleマップの検索結果に上位表示する方法がブラックボックス化していたため、有料サービスとしてMEO対策を提案する業者が乱立しましたが、今ではある程度対策できることは分かっているので業者に依頼しなくても問題ありません。
なぜなら、ある程度のことはGoogleからも評価基準については発信されていますし、ネット上にも無数に情報が発信されています。
ちなみに、私も自身が運営するYouTube「王道Web集客チャンネル」の中でも、MEO対策12のチェックリストという動画を公開していますので、そちらをご覧いただければ初期設定はほぼ網羅していますので、そちらの動画をご覧いただければ充分のはずです。
例えばGoogleで「〇〇駅 整体」「〇〇市 歯医者」などのキーワードで検索すると、通常の検索結果よりも上位にマップ検索の結果が3件表示されるはずです。
これがGoogleマイビジネスで、マップ検索エンジンの検索結果の上位に表示させることをMEO対策と呼ぶのですが、この対策についても評価基準や対策の方法を理解できれば、自分ですぐに対策することができます。
低コストでランディングページ(LP)を作る方法
その他に低コストで利用できるものとしてオススメなのが、ペライチです。
ペライチはホームページ作成ツールとして近年急速に広まっているツールです。
私も重宝させていただいているツールの一つで、特徴としては豊富なデザインテンプレートから自分の業種や好みに合ったテンプレートを選んでWebサイトを作ることができるため、非常に短時間かつ低コストでWebページを作成できることができるところです。
特に私は、ランディングページ作成ツールとして重宝しています。
例えば、特定のセミナーやイベントの告知をするためのページや講座の紹介ページ、その他商品購入やサービス販売、見込み客のリストを集めるためのオプトイン用のページなど、提供するものや目的が明確な場合にペライチを利用しています。
ブログ機能が実装されていないため、個人的には通常のホームページを作るのに使うよりはランディングページ作成ツールとして使用するのに適したツールだと感じています。
もちろん、最低限のSEO対策のための設定機能も備わっているため、ホームページとして利用することも可能です。
たとえば、ランディングページを作成するにしても、ウェブ制作会社に0から全て制作を依頼すると30万円〜50万円以上はかかってしまいますが、ペライチを使えばデザインやコーディングなどの専門知識やスキルがなくても、ある程度デザイン性に優れたランディングページを低コストで作成することが可能です。
さらに、月2000円程度の有料プランを申し込めば最大5ページまでWebページを作成することができ、小規模事業主の方にとっては、このペライチの登場によって、Webマーケティングができることの幅が大きく広がったと思います。
ここまでご紹介したように、ホームページやランディングページの作成、SNS活用、SEO・MEO対策などに代表される中小企業、ローカルビジネスのWebマーケティングについては、色々なことが無料または低コストで行うことができるようになっているということなのです。
一昔前と比べると、ブラックボックス化していたことや自分で作成するには一部の専門知識を有した方やスキルのある方だけしかできなかったようなことが、便利なツールがいくつも登場したことにより、一般ユーザーにダイレクトにアプローチが手軽にできるようになり、本当に便利になりました。
ぜひこういったチャンスを最大限に生かして、Webマーケティングを自社でしっかりと活用できるようになって頂きたいと思います。
メリット4:正しい努力をすれば必ず報われる
当然ながら、努力を積み重ねても間違った方向に進んでしまうと、思うような結果にはつながっていきません。
間違った努力としての例としては、ブログの更新が挙げられます。
いまだに「毎日ブログを更新すれば集客できるようになる」と信じてコツコツ更新をしていらっしゃる方もいらっしゃいます。
確かに10年近く前などであれば、決められたキーワードをタイトルに入れて、ブログを毎日更新していれば狙ったキーワードで上位表示されて結果が出ていたサイトも確かにありました。
しかし、今はそうではありません。
ご存知か分かりませんが、Googleは毎年コアアップデートという検索エンジンの更新を年に数回に渡って行っています。
こういったアップデートを毎年数回行っているわけですから、純粋に考えれば数年前とは変わってしまいます。
ルールが変わるというよりも、より本質に近づき、その精度が高くなってきているということなのです。
だから、ブログを毎日書くということがユーザーにとって有益な情報の提供になっているのかどうかをぜひ考えてみていただければと思います。
もし仮にブログを使ってアクセスを集めたいのであれば、すでに検索されているキーワードがどんな語句なのかをリサーチし、そのキーワードに適した記事を作成しなければ残念ながらそのブログを使ってアクセスを集めることはできません。
これを知らずに、毎日ブログを書こうが見込み客からのアクセスを集めることは不可能です。
ただ記事を量産しても検索順位のランキングは上がらず、検索エンジンからも評価されることはありません。
また、ローカルビジネスにおいては、ブログだけではありません。
他にもできることがありますし、貴重な時間とコストを間違った知識やアドバイスの元に無駄にしてしまうことは本当にもったいないことです。
最も早く成果を出すためには、正しい努力を積み重ねることです。
そのためには、当然ながら正しい知識と正しい情報を得ることが必要です。
SEOであれば、Googleのことを理解することであり、それはすなわち検索ユーザーのことを理解することでもあります。
このことについては別の章でも触れますので、ぜひそちらをお読みいただければ幸いです。
Webマーケティングの本質は、ユーザーファーストという考え方にあると私は思います。
売り手優先ではなく、ユーザーの視点に立ち、ユーザーが求めていることは何か?を常に考えながらあらゆる施策を行なっていけるか、そしてWebマーケティングの仕組みを構築していけるかどうかが成功し続けるための唯一の近道です。
本書を通して、遠回りをしないように、ぜひ正しいWebマーケティングの知識や考え方を身につけて頂きたいと考えています。
メリット5:タイムリーに情報発信ができる
一昔前までは、情報発信をするといえば、パソコンを使わなければいけませんでした。
しかし今では、スマホの普及により、SNSやブログの投稿をスマホを使って移動中や外出先でもタイムリーに発信ができるようになりました。
このことは、Webマーケティングにおいてもとても大きな影響があると私は思います。
実際に、スマートフォンからInstagramやFacebookのストーリーズにイベントの告知のための投稿をしたり、Twitterに移動中に思いついた気づきやアイデアを投稿したり、といった情報発信を手軽に行えるようになったことは本当に大きな変化だと思います。
例えば、整体院、美容院など、予約制のビジネスであれば、前日ないしは当日朝に予約のキャンセルが出ることもあるでしょう。
そんなときに「明日〇時に一枠空きがあります。」などと予約の空き情報をSNS上でお知らせすることもスマホから手軽に行うことができます。
これによって急なキャンセルの穴を埋めることができるかもしれません。
また、SNSで発信すれば、新規の見込み客の方に目が止まり、来店してくれる可能性もありますよね。
同じように、イベントやセミナーで募集人数が集まらずに困っていたら、その告知もSNSを使って発信することで集客することもできます。
他にもキャンペーンや新商品発売、イベント開催、新店舗開店など、様々な情報を発信できます。
このような時代に、タイムリーな情報発信や有益な情報をSNSやブログなどを通じて発信しないと、逆に多くのビジネス機会を失うことにもつながってしまいます。
時代や市場の変化に基づき、その時々に有効な媒体をぜひ活用していきましょう。
メリット6:トレンド変化がそこまで激しくない
Webマーケティングと聞くと「流行り廃りが激しいから、変化についていくのが大変じゃないですか?」という質問をよく頂きますが、僕の意見としては中小企業やローカルビジネスにおいてはそこまでトレンド変化を気にする必要はないというのが正直な意見です。
意外に思われるかもしれませんが、ローカルビジネスにおいて必要とされるもので、トレンドの変化は正直そこまで大きくはありません。
全くないとは言いませんが、それほど大きな変化はなく、どちらかというと徐々に変化していくという感じなので、毎年変えていかないといけない、というほど変化が激しいわけではありません。
どちらかというと、ローカルビジネスに浸透してくるまでには時間がかかる傾向にあり、ここ数年ほどでは大きく変わっていません。
例えば世間では、AIやVR技術が進歩しているなどと騒がれていますが、ローカルビジネスにおいてはどうでしょうか?莫大な費用がかかるため、導入している企業はほとんどなく、導入する必要すら感じないお店も多いでしょう。
ですから、現状の正しいWebマーケティングのノウハウをマスターしてしまえば、当面の間は問題なく集客することができるのです。
新しいツールやサービス、メディアが出る場合もあります。例えば現在では「Clubhouse」という音声SNSが流行し、各種メディアでも紹介されていますが、ローカルビジネスにおいては影響がほとんどなく、無理に使う必要はないとすら思っています。
またローカルビジネスにおいては、新しいWeb手法よりもチラシや口コミ、紹介などを活用した近隣地域の方へのアプローチがまずしっかりとできているかどうかも重要であったりします。
その上で、Webマーケティングの施策も相乗効果が生まれ、効果が高まっていく傾向があります。
この点について、本書はWebマーケティングの本ではありますが、オフラインによるマーケティング施策についても触れていきたいと思います。
メリット7:専門性をアピールできる
Webマーケティングで成果をあげるために重要になるのが専門性をいかにアピールできるかです。
逆に言えば、専門性をアピールすることができれば、その専門性に魅力を感じてくれる顧客を集めやすくなるというのもWebマーケティングの一つの特徴と言えます。
例えば、整体院といっても世の中には数多くの整体院があります。
しかし患者は「腰痛が良くならない」という悩みや「辛い肩こりで仕事に集中できない」など、様々な種類の悩みを抱えています。
そのようなときに「腰痛専門の整体」「頑固な肩こりに強い整体院」など、見込み顧客に的確に専門性をアピールすることができれば、自分の悩みに合った整体院だということで、相手に見つけてもらえる確率がグンと高まることでしょう。
Webマーケティングは、こういった専門性が明確にあればあるほど効果も得やすいのが特徴です。
反対に、「専門性なんてないよ」と悲観される方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
専門性がなければ、意図的に作ればいいだけです。
ポジショニング戦略といわれるものですが、戦略的に市場に求められている専門性を打ち出していくことも多くの企業で行なっていることですので、ぜひチャレンジしていきましょう。
また、ブログまたはコラム形式で、あなたの専門知識、いわゆるノウハウをどんどん発信していきましょう。
今この専門性をアピールしていく上で、ブログやコラム記事を自社サイトで発信することで、専門性の裏付け情報にしていくのです。
例えば、「〇〇専門です!」と言うだけなら、誰でも簡単に言うことができますよね。
ここの専門性に根拠を持たせるために、その専門分野と一貫性のある情報をブログやコラムで発信していくのです。
例えば、介護・福祉関係に強い税理士であれば、介護・福祉関係の分野に関する専門性の高いコンテンツを発信してください。
そうすることで、その業界の方がそのコラムを見れば、「この税理士さんは介護・福祉関係に詳しいな」となれば、必然的にサイトの滞在時間や閲覧するページ数も増えてくるはずです。こういったことの積み重ねにより、GoogleはあなたのWebサイトを評価していってくれるようになります。
スタッフブログや雑記ブログ、時事ネタブログなどを毎日更新して量産するのではなく、専門性が高く、あなたのビジネスの見込み客が共感してくれ、価値ある情報だと感じてくれるような情報を週1回、月1回でも良いですから、質の高い情報をぜひ発信してみてください。
このようにwebマーケティングには、コストの低さ、手軽さ、フットワークの軽さなど、数多くのメリットがあります。
しかし先にお伝えした通り、正しい考え方、手順、やり方を理解した上で進めていかなければ持続的に成果をあげることはできません。
本書を通してWebマーケティングを本質から理解して頂き、戦略的に施策を実行していけるようにお伝えしていきたいと思います。
新聞や雑誌など紙媒体の広告は、印刷や配送をはじめ、原稿作成やチェック、そして納品までの時間がかかります。
新聞でも1日のタイムラグが発生します。また人と人とのやり取りが多くなり確認作業に時間がかかります。
Webマーケティングで行うインターネット広告は管理画面から自分で配信内容を決定し、セットするだけで数分後に広告の配信をスタートできます。
Webマーケティングのデメリット
デメリット1 実践するためのスキル習得とアップデートが必要
Webマーケティングのデメリットとして一つめに挙げられるのは、実践するためのスキルの習得とアップデートが必要な事です。
Webマーケティングの範囲でも紹介したマーケティング活動の手法は、すべて常日頃からアップデートされており、1年前や2年前に習得したスキルはすでに古いものになっており使えないという事が多々起こります。
デメリット2 担当者のリテラシーのレベルが低いとトラブルを招く
Webマーケティングの中で一番懸念するリスクは「炎上」でしょう。
オンラインでの不適切な対応は、当事者同士だけではなく、第三者へと拡散していき、収拾がつかなくなり、炎上を招く結果となります。
Webマーケティングスキルの習得だけではなく、リテラシーもしっかり高める事が重要です。
いかがでしたか?Webマーケティングの魅力は伝わりましたでしょうか?これからWebマーケティングに取り組まれる方、もしくは強化していきたいという方の参考になれば幸いです。
また、読んでいただいたことで、少しだけでもウェブマーケティングに取り組むモチベーション上げられたら幸いです。
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