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ホームページ制作の費用相場【早見表あり】をわかりやすく徹底解説!
投稿日:2021.11.23
投稿者プロフィール
- 「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。
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現代の中小企業経営において、集客や顧客開拓、そして販売促進の方法として大きく役立ってくれるのが、自社のホームページです。今やホームページは、インターネット集客やウェブ広告、見込み客や既存顧客への最新の情報提供、または顧客からのお問合せ窓口といった多種多様な役割を担うようになっています。
そんなホームページも、今では個人や自社でも制作することが可能になりました。WordPressやWix、ペライチといった代表的なホームページ作成ツールが登場してからはかなり便利となりました。
しかしながら、自社でゼロからすべて制作をするのは時間もコストも大きく掛かってしまいます。そのためビジネス等で活用する本格的なホームページを作る際は、ホームページ制作会社に依頼するという方が大半を占めています。
ホームページを一新するならこだわって良いものを作りたい!と思っても、どこに依頼するのか、どこまで委託するのか、そして日頃のページや記事などのコンテンツの更新作業、いざという時のウェブサイトの保守・メンテナンスなどのコスト面も気になるところです。
今回の記事では、そういった点を踏まえながら、ホームページ制作の際には必ず気になってくるであろう料金の相場についてわかりやすく解説いたします。
1、そもそも「ホームページとは?」
もともとは企業や個人などのWEBページで、最初に閲覧されることを意図したブラウザ(Google Chrome やInternet Explorer など)のページのことを指す言葉でした。これが後に、企業や情報系のサイトなどのトップページを意味する言葉として使われるようになりました。現在では企業サイトや情報サイトをひっくるめた全体のことを一般的に「ホームページ」と呼ぶようになりました。
2、ホームページ制作のおおまかな相場
ホームページの制作にかかる費用のおおまかな相場をご紹介します。
ホームページ作成時にかかる代表的な費用について
オリジナルデザインでの制作 | 30万円〜100万円 |
テンプレートベースのデザインでの制作 | 5万円〜20万円 |
WordPressの設置 | 5万円〜 |
内部ブログ設置 | 5万円〜 |
ホームページの原稿執筆 | 5万円〜15万円(文章量やページ数により変動) |
更新性の高いページにカスタマイズ(CMS導入) | 1ページにつき5万円〜10万円 |
ディレクションを依頼 | 5万円〜 |
EC(ネットショップ)サイト制作 | 50万円〜 |
SEO対策/コンサルティング(内部・外部対策) | 月額10万円〜 |
問合せフォームの制作 | 1万円〜5万円 |
ページの追加制作 | 3万円〜5万円 |
バナーデザイン制作 | 3,000円〜1万円 |
写真撮影 | 3万円〜5万円 |
ランディングページのデザイン制作 | 10万円〜30万円 |
※ひな形(テンプレート)を使用して依頼する場合、コストが低いメリットもありますが、自由度が低く、ホームページ作成後のサポートが手薄な場合がありますので事前にご確認ください。
※Webディレクターとは、ウェブサイト制作の方向性やサイトの設計、工程やスケジュールなどを指揮・監督・管理する役割を担う重要な仕事です。「ディレクション費」と一般的に呼ばれます。制作会社によっては、営業の方が兼任している場合などもあります。
定期的にかかる代表的なランニングコスト
サーバー管理・保守メンテナンス | 月3,000円〜5,000円 |
ホームページの更新・修正サポート | 月2万円〜3万円 |
SSLサーバー証明書の取得・管理 | 月500円〜2,000円 |
ホームページを作ろうと思っても「せっかくホームページを作るならこだわって作りたい」という気持ちと「無駄なコストは省きたい」という気持ちがあるかと思います。
それらのバランスを考える為に、まずは大まかにホームページの制作工程を4つに切り分け、ホームページ制作費用の内訳の説明を交えながら、各工程を順番に深掘りしていきます。
2、ホームページ制作の各工程と制作費用について
①緻密なヒアリングや打合せを重ねる
ホームページの総ページ数、ホームページ来訪の見込み客の心に響くキャッチコピー作りに至るまで、依頼者側と制作者側がミーティングを重ねて情報を正確に共有する必要があります。
「ホームページに載る企業の思い」と「見込み客のニーズ」が重ならなければお問合せには繋がらないため、ヒアリングや打合せを重ねて制作者側に意図を伝え、両者の思いを近づけていくことが必要になってきます。
これらのヒアリングや打ち合わせなどで聞き取った内容をデザインや仕組みに反映させるために、次の工程に進んでいきます。
②Webデザイナーによる原案の作成
今や、自社のホームページがあって当たり前、お問い合わせはホームページから、という時代です。
ありきたりなデザインのホームページだと、見込み客の印象に残らないものになってしまいます。印象に残るホームページにするためにもデザインやコピーライティング力が必要になってきます。
高品質なホームページは、多くの専門家の手が加わって製作されています。
その中で、Webデザイナーはホームページのデザインを練る専門家として、トップページを飾る色やコンテンツの形、さらに画像の効率的な配置、見栄えのする構成を考えます。
こういった作業は、顧客ごとにニーズが違うために、すべて個別対応の形で進行していきます。このようにお客様に合わせてオーダーメイドとなるため、費用が上がってしまいます。
作業の手間暇を考えると、どうしても制作日数がかかり、その分だけ人件費が発生します。
また、制作日数だけではなく、全体のページ数を何ページで構築するかによっても値段が変わってきます。同じページの構成に見えても、それぞれ1ページずつデザインされているのでページ数に比例して料金も上がります。
話は少しわき道にそれますが、「一度見たら忘れられないCM」ってありませんか?
そういったCMは、必ずと言ってよいほど人を引き付けるコピーライティングの技法が使われています。
このようにホームページは、トップページのような人目に付く部分も、コピーライティング技術やプログラム言語、など人目につかない部分にも専門知識などを活用して作りこまれています。
③コーダーによるサイトコーディングでWebページを構築
デザインが決まればコーダーに仕事の出番が回ります。
コーダーとは、「ホームページの構築に必要な各種ホームページ用言語を記述する専門家」を指します。
ホームページを正常に動かすためには、HTML、javascript、CSSなど複数の言語で無駄なく記述する必要があります。そういった背景があり、専門的なプログラミング言語を自由自在に書きあげるコーダーは、日常生活に即した表現に当てはめると「ホームページの建築屋」であるとも言えます。
現実の家屋に玄関、廊下、各部屋があるように、インターネット上に優れたデザイン空間を構築するための複雑なプログラムを書いている方々が、コーダーです。
どんなに優れたデザインが考案されても、それを形に起こせる専門家がいなければ、デザインは単なる「絵に描いた餅」になってしまいます。
それゆえ、Webデザイナーによって洗練されたデザインを、実際にホームページの構成プログラムとして書き起こせる専門家である「コーダー」の役割は非常に大きいです。
現実の家屋と同様に、「デザインが凝っているもの」「動作性が高くて便利なもの」を実際に作りだす建築屋さんに相当の腕前が必要になるのと同じ状態だと考えてみると、デザイナーのデザイン案を書き起こすコーダーにも相当な腕前が必要となります。
また、どれだけ腕の良いコーダーであってもプロの仕事を行うためには、これらの一連の作業工程に時間をかける必要があります。これが、デザイン料に同じく高額な請求額になる一因となっています。
④制作後の定期的なコンテンツの更新作業とメンテナンス
ホームページは「制作したら、そこで終了」というわけにはいきません。
サイト更新や修正、画像やデザインの加工などの「更新」やサーバー管理やシステムの保守などの「メンテナンス」が必要になってきます。
制作会社に制作してもらったホームページは、自力での更新作業が非常に難しいです。
しかし、ブログや最新情報などの更新をせず、何年も経っているとその会社が営業しているかどうかが見込み客に伝わらないということも考えられます。
また現時点で最も強力な検索エンジンはGoogle検索です。検索順位で上位を維持するためには、SEO対策をはじめとしてアクセスアップをする施策を日々しっかり行っていく必要があります。
しかし、SEO対策を謳っているホームページ制作会社でも、継続的にサポートしてくれるところは稀です。新しいビジネスチャンスの獲得の可能性を上げたい場合は、予算をかけてSEOの「設定」をしてもらい、継続的にサポートしてもらえるかどうかの確認も制作会社に確認する必要があります。
また、更新と同じくらいに重視されるのが、ホームページの保守とメンテナンスです。
例えとして、最悪のケースを想定すると「ホームページが機能していなくて、顧客からのお問い合わせに対応できない」ということが考えられます。
Webの目まぐるしい移り変わりに合わせて、セキュリティへの対応やブラウザの仕様などをして、常に正常にホームページが表示されるようにしておかなくてはならないため、ホームページ完成時点で「完璧だ」と思っていても、「保守・メンテナンス」は継続的に必要です。
また状況も激しく変化するWeb上は、プロでないと分からないような多くの知識が必要になります。
そういった面で、ホームページの「月額制の更新費用」という費用についても考えることが必要となる場合があります。
以上が、「ホームページの制作価格の相場を決める要素」であり「ホームページ制作にかかる費用の高額請求の要因」となっています。
3、要望別!おすすめHP制作のご提案
①とにかく安く作りたい
あわよくばホームページを「安く」作りたいというのは誰もが一度は考えることだと思います。ここでは、コスト削減を最優先に考えたい方に向けて説明していきます。
(ⅰ)独自ドメインで作る場合
ホームページのアドレスを自分の好みに合わせたい場合は、独自ドメインの取得が必要です。例えば、自分の名前や好きなものなど色々なものの名前を早い者勝ちで取得することができます。有名な独自ドメイン取得サービスはムームードメインやお名前.comといったサービスで独自ドメインが取得できます。なんらかの希望ドメインがある場合は、まずはドメインを確保することを優先することが重要です。
そして、ドメインを取得次第、さくらのレンタルサーバーやロリポップ!でレンタルサーバーを借りて、自分で作成したホームページのデータをレンタルサーバーにアップロードすればホームページは運用開始できます。この場合の費用面の目安は、次の通りです。
独自ドメイン …… 年額900円〜5,000円程度※ドメインにより料金が変わります。
レンタルサーバー …… 月額1000円程度〜 ×12か月
ホームページのデータ作成にかかる時間などを加味しなければ、費用の月額換算の値は600円を切ります。
(ⅱ)独自ドメインでなくても良い場合
「独自ドメインにはこだわらない」「そもそもホームページ作成の方法がよくわからない」という場合には、無料のホームページ作成サービスを利用する方法も検討されると良いでしょう。FC2、Jimdo、Wixと何種類か無料のホームページ作成サービスが存在します。
○FC2(価格的に安く、WEBの知識の学びと実践の場として理想的。また、使い方によっては玄人向き。)
○Jimdo(スマホを使って、スマホ対応のホームページが作れる。オンラインショップ設置に対応。)
○Wix(ビジネスで活用でする場合は有料版にアップグレードする必要があるが、無料版あり。)
もし社内にホームページのソースを書ける人がいらっしゃるのであれば、その方に任せて無料サーバーなどを活用しながら作成するのも一案です。業者や個人事業主に依頼する場合は、安さのみを理由にして選ぶと、納期が守れないといった事態が発生し得るのでご注意ください。また、デザインにこだわっていないため機能的に限定されたものになる可能性があります。
②急いで作りたい
「会社の立ち上げに間に合うように」「業務拡大の流れを加速させたい」「簡易なホームページでも大丈夫」といった何らかの理由で、ホームページを急いで作りたい場合もあると思います。
(ⅰ)自社で作る場合
たとえば、自社で制作する場合は、費用は確かに0円ですが、ホームページのコンセプトの決定からコーディング(プログラムを書く)に至るまでが、日常業務にプラスされます。写真、コピー文などのような素材が一式手元にそろっていれば、今日明日という短い期間で”突貫工事”することも可能です。制作に関するお金は負担額ほぼゼロ円ですが、SEO対策等の今後の運用を考えていくと担当者が必要となります。
(ⅱ)外注する場合
外注する場合は、前提条件として「写真、文章のような素材一式を提供できる」ことが必要です。また、急いで作ったものによくある「思っていたものと違う」というケースが発生しやすいことも考慮しておく必要があります。
③効果があるものをつくりたい
ホームページを制作する際には、依頼者よりも制作側が撮影や文章作成を行ったほうがより一層クォリティを高められる場合もあります。日々進化しているWEB業界の最新情報に対して敏感にアンテナを立てておく必要性を自社の外部に求める場合は、最低でも20万~30万くらいの相場で見積もっておく必要があります。
④ネットショップ機能、ECサイト機能付きのホームページ作りをしたい。
ネットショップ機能やECサイト(電子商取引サイト)があるとホームページは便利になります。
ネットショップの強みは、場所や時間に制限されずに販売することができます。 全国どこからでもお客様が買いたいタイミングでいつでも商品を購入できるところが、ネットショップ機能の最大のメリットです。 また、実店舗と比べると非常に安く開業・運営することができる点も同様にメリットであると言えます。一般的なホームページにショッピングカート機能を設置することで対応できる場合もあります。専用のシステムを構築すると数十万円ほど掛かると言われています。
ECサイトの構築は目的別に4段階ほど相場のグレードがあると言われています。
○初期費用を抑えてECサイトを始めてみたいケース …… 無料~10万円
○費用を抑えて独自のECサイトを運用したいケース …… 10万円~100万円
○自社の事業スタイルに合わせた本格的なECサイトを制作したい …… 100万円~500万円
○オリジナルデザイン、独自性溢れるコンテンツを用いたECサイト …… 500万円以上
⑤完全オリジナルのものを作りたい
完全オリジナルのホームページを作ることも出来ます。とても凝ったデザインのホームページや、ゼロから好きなように作るホームページが、この分類に該当します。ただし、留意すべき点は「サイトの制作時間が掛かる」ことと「費用が掛かる」ということです。相場としては20万円から100万円と言われています。
SEO対策で最低限知っておきたいこと
①SEO対策の目的
SEO対策の目的は、サイトの検索順位を上にあげることでサイトへの集客をあげること。結果的に、CV数を上げることにあります。
②SEO対策の際に考えたいこと
○どういうキーワードで検索されたいか?
○来訪者が記事と一緒に知りたい情報は何か?
○初心者に伝わりやすい表現には、どのような言葉・単語を使うと良いか?
○知識ゼロの人にも伝わりやすい記事の構成にする方法は?
○来訪者が記事を快適に読みやすくするには、どうすればよいか?
これらの要素を研ぎあげていくと、検索エンジンにも評価される記事になります。一言にまとめるならば「オリジナルで分かりやすくて信憑性の高い情報の発信を心がけること」が大切です。
②SEO対策を自社で実施するためには?
自社でSEO対策をしようとする場合は、以下の点に気を付ける必要があります。
○検索されたいキーワードを設定して最適化させる
○タイトルやディスクリプション(ホームページの簡易的な説明文)の確認をする
○コンテンツの質を向上させる
○内部リンクの導線を簡明化する
○URLの構造を把握する
○スマートフォン対策をする(レスポンシブサイト化する)
○クロールの促進や表示速度を上げる工夫を施す
初めての来訪者にとって優しいホームページを目指すことが、SEO対策にもつながります。
また、Googleは「検索エンジン最適化スターターガイド」という資料を公開しています。適切な方法で安全にSEO対策を行うために熟読されることをおすすめします。
ただし、実際に行うには専門的な知識が必要になってくるため、最初はSEOコンサルティングを入れながらノウハウを蓄積させることをおすすめします。
6、ホームページ制作で「リース契約」は要注意!
ここまでホームページの制作費用の相場について一通りご説明しました。ハイクオリティなホームページを作ろうと思えば、高度な専門知識もお金もそれ相応にかかるものです。しかし、気を付けなければいけないのは、依頼者側の知識不足につけ込もうとする悪徳業者もいるということです。
一番気を付けなければならないのが「リース契約」です。消費者保護の観点からみると、リース契約には気を付けるべき点が多々あります。
- 支払い総額でみると初期制作に一括払いでお金をかける場合よりも高額である。
- 法人(および個人事業主)による契約の場合は、クーリングオフ制度の適用から除外されておりリース契約が解約できない。
- 制作したホームページは業者から「借りているもの」であって、自社のものではないという所有権の問題が生じうる。
- 契約に係る対象物が「ホームページ」ではなく、「ホームページ作成ソフト」に設定されていることを主張し、実際のホームページ作成を行わない業者もいる。
- ホームページの更新が遅々として進まない。
- 制作業者が倒産したとしても、仲介役のリース会社に対する支払義務が残り大幅に損する可能性がある。
以上のような点に注意して、良い業者かどうかを見極めて選ぶことが大切です。
まとめ
今回の記事で示した相場はあくまでも一例です。
結論的には、ホームページの制作費の相場を決める要素は「ホームページ制作の依頼先をどこにするか?」「会社ならば、どのくらいの規模の会社に任せるか?」「どれくらいの内容の濃さをホームページに持たせるか?」によります。
実際に制作費用の変動の振れ幅を一言でまとめるとすれば、「ホームページに求める機能性の高さによって制作に掛かるコストは変動する」ということが言えます。
また、依頼先によっても料金体系や実現可能な範囲も異なりますので、何社か見積もりを受けることをお勧めします。
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